あおいのママは5/30の午前10時から東京地方裁判所429号法廷で行われた「よど号妻・田中協子被告」の第五回公判(旅券法違反)判決を傍聴してきました。(八尾恵証言によれば、田中協子被告は拉致された有本恵子さんの教育係だったということです)
救う会神奈川及び支援者の皆さんの計5人で傍聴しました。いつものようによど号犯妻やその子どもたち、支援者が何人も来ていました。田中協子被告が入廷しましたが、ちょっと緊張しているような感じがありました。いつも堂々として胸張ってニッコリ笑うのですが、今回はその微笑みも少し強張っているように感じました。
始まってすぐに裁判長から判決が言い渡され、求刑通り懲役1年6ヶ月、執行猶予4年の有罪判決でした。傍聴席に座っていた報道関係者がサァーっと退席して各社に連絡をしていました。田中協子被告は始終ブスッとした表情をして判決文を聞いていました。どうやら判決に納得できなかったようです。
裁判は短い時間で終わりました。予想していた通りの執行猶予付きの判決ですから、実質無罪のような気がしますが、でも今までのよど号犯妻たちに比べて検察側の言い分がかなり採用された判決になったようです。旅券法違反の裁判にもかかわらず、裁判中拉致の件にもかなり触れていました。また、救う会神奈川を始めとする拉致被害者支援者がブルーリボンを身につけて、毎回裁判を傍聴し続けたのも判決に少なからず影響を及ぼしたようです。
しかし拉致事件で裁かれたわけではないので、結局自由を手に入れたことになります。彼女が言っていたように、田舎に帰って自分の娘たちと一緒に住み、現在刑務所に入っている夫・田中義三の刑期終了を待ち、年老いた両親に親孝行するのでしょう。よど号犯妻たちに拉致された被害者は、どんなに家族のもとに帰りたいと願っていても、現在帰ることができないでいるのに・・・。本当に理不尽です。
よど号犯のリーダー田宮高麿は「自分たちの手で20人くらい拉致した」と高沢皓司さん(「宿命」著者・今回の裁判でも重要視されました)に告白して、その後亡くなっています。粛清されたのではないかという疑いがあります。よど号犯の妻たちが海外で実際に拉致を行っていたのは間違いなく、まだまだ公表されていない被害者が多くいるものと思われます。本当にやり切れない思いでいっぱいです。
*'05 2/10 東京集会5 有本嘉代子さん
http://aoinomama.trycomp.net/col3.cgi?mode=dsp&num=160&no=102
それは、先ほども申し上げました「高沢皓司さん」という方が、初めて私どものところに訪ねて来られて、まぁ、震災の年なんですけれども、その時に「その手紙は私が託りました」とおっしゃいました。
「私が平壌に行きまして、田宮さんの手までは渡してきましたよ」って、田宮さんというのは「よど号」乗っ取り犯のリーダーですけれども、「この方までは渡してきましたよ」と。「それから先、娘さんの手に入ったかどうかはわかりませんけれども、田宮さんまでは届けてきました」っておっしゃいました。
それでその時に田宮さんは、「よど号の私たちの手で、20人くらいはこの国に連れて入っている。だからこれは私たちがここにおる間に、絶対に日本の国へ帰すようにせないかん!」っていうことを、田宮さんが言われたんですよ、ということは聞いております。それからまもなくして田宮さんは心臓麻痺で亡くなられました。私は「粛清されたのでは?」と今でも思っていますけどね。
裁判終了後、弁護士会館でマスコミ各社を集めて救う会神奈川の会見をしました。声明文・レポートは救う会神奈川「救いのカモメニュース」(メルマガ)及び電脳補完録さんなどに詳しく掲載されておりますので、どうぞそちらをご覧になってください。
*よど号犯妻に有罪判決 救う会が声明発表 電脳補完録さんより
http://nyt.trycomp.com:8080/modules/news/article.php?storyid=4000
*救う会神奈川HP
http://www.geocities.jp/sukuukai/
あおいのママは第一回から第五回まで「よど号犯妻・田中協子被告」の裁判はすべて傍聴してきました。レポートや傍聴記録はこちらをご覧になってください。仕上がりまで1年近くもかかってしまいましたが、ようやくすべて終わりました。(涙)
*'04 12/24「よど号犯妻」第一回公判
http://aoinomama13.seesaa.net/article/3292611.html
*'05 1/27「よど号犯妻」第二回公判
http://aoinomama13.seesaa.net/article/3337465.html
*'05 1/27「よど号犯妻」第二回公判 傍聴記録
http://aoinomama13.seesaa.net/article/3489719.html
*'05 2/24「よど号犯妻」第三回公判
http://aoinomama13.seesaa.net/article/3665096.html
*'05 2/24「よど号犯妻」第三回公判 傍聴記録(1)〜(18)
http://aoinomama13.seesaa.net/article/4181628.html
*'05 4/12「よど号犯妻」第四回公判
http://aoinomama13.seesaa.net/article/13636423.html
*'05 5/30 「よど号犯妻」第五回公判(判決)
http://aoinomama13.seesaa.net/article/13665900.html
*「よど号犯妻公判」カテゴリ
http://aoinomama13.seesaa.net/category/332216.html
1/19に行われた「東京集会14 よど号犯人と拉致」にて、救う会神奈川会長の川添友幸さんが講演をしております。そちらで“よど号裁判を通して見た拉致事件”について詳しく説明してくださっております。講演内容と資料を文字化テキストにしておりますので、よろしかったらどうぞご覧になってください。
*1/19 東京集会14 川添友幸さん(1)〜(3)
http://aoinomama13.seesaa.net/article/12003304.html
*よど号裁判を通して見た拉致事件(1)〜(3)
http://aoinomama13.seesaa.net/article/12579615.html
あおいのママは裁判を傍聴するのは「よど号犯妻」裁判が初めてでした。この裁判の傍聴をするまで、裁判所なんてあまりお世話になりたくない場所であるし、「よど号ハイジャック事件」は自分が小さい頃の事件、そして「日本赤軍」とか言われても、そういう言葉があるということしか知りませんでした。毎回裁判所に行って、支援者の皆さんに色々と教えてもらいながら、レポートを作成しながら勉強してきました。裁判用語もわからなくて本当に四苦八苦しました。ですからレポートもトンチンカンなものになっていると思います。
この裁判を通じてあるジャーナリストの方と知り合いました。プロの方に読まれるのはすごく恥ずかしいのですが・・・。いつもありがとうございます。それから、ある筋?から、警察公安関係者やよど号支援者の方々もご覧くださっているという情報をいただきました。
またレポートを作成するにあたって、よど号をやっつけるバルタン星人さんに大変お世話になり、支えていただきました。一緒に裁判を傍聴してきた皆さん、そして情報をくださった皆さん、レポートを紹介してくださった電脳補完録の山本さん、本当にありがとうございました。感謝申し上げます。





