2006年09月14日

6/4 ノルウェーベルゲン国際会議報告会 斉藤文代さん

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*写真は斉藤文代さんと斎賀富美子人権担当大使です。(川添さん撮影)

*6/4 ノルウェーベルゲン国際会議報告会に参加しました
http://aoinomama13.seesaa.net/category/1602403-1.html

【斉藤文代さん・松木薫さんの姉】

*撮影したビデオカメラから文字化しました。

 斉藤文代です、よろしくお願い致します。私も初めてベルゲンに行かせていただきまして、斎賀富美子人権担当大使と会えるかどうか本当にもう心細く思っていたのですが、大使の方から気持ちよくお会いしていただきました。そして、家族会の、私たちが今までのやってきた過程のお話と、「日本だけの拉致問題ではない」「国際的な問題である」「家族がどんなに長年苦しみを耐えてきたか」という事を、時間のある限り私は一生懸命お話致しました。

 拉致救出運動があまりにも長すぎるので、何としてでも欧州の方からでも、「拉致問題の詳しい内容を、斎賀大使が色んな所で機会があってお話ができればやっていただきたい」ということをお話致しました。そして家族がみんな高齢化しておりますので、本当にこれは1分1秒を争うような大事な大事な問題でもありますので、「どうか助けていただきたい」という事をお話しまして、それで斎賀大使も「私ができることはもう一生懸命やらせていただきます」と言ってくださいました。

 だからブルーリボンも「私がおつけします」と言ったのですが、ご自分でパッと開けてサッとつけて、「これから出る場所にはなるべく自分で気をつけてつけるように致します」と言ってくださいました。

 本当に横田めぐみさんの件のお話から始まり、家族会のお話も細かく聞いていただきまして、外務省の方も色々と私のことも気を使ってくださいまして、本当に最初は心細かったんですけども、「勇気を持って行ってよかったなぁ」という気持ちでした。

 それから、ここにいらっしゃる小川晴久先生・野口孝行さん・宋允復さん、私が(外国語を)しゃべれませんので、色々と手伝っていただきまして本当に感謝しております。これからも拉致問題、早く解決しなければいけないことなんですけれども、私も知らない事を今回皆さんからたくさん勉強させていただきました。これからも何らかの機会があればまた勉強させていただけたら、と思っております。ありがとうございました。(大拍手)

*「第7回北朝鮮の人権と難民国際会議」ベルゲンにて
http://aoinomama13.seesaa.net/article/17933591.html
*1/19 東京集会14 斉藤文代さん
http://aoinomama13.seesaa.net/article/11981461.html
posted by あおいのママ at 20:29| 千葉 曇り| Comment(0) | TrackBack(0) | '06 6/4 国際会議報告会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

6/4 ノルウェーベルゲン国際会議報告会 川添友幸さん

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*写真は世界遺産になっている町並みや風景です。(川添さん撮影)

*6/4 ノルウェーベルゲン国際会議報告会に参加しました
http://aoinomama13.seesaa.net/category/1602403-1.html

【川添友幸さん・救う会神奈川会長】

*撮影したビデオカメラから文字化しました。
(・・・は聞き取り不能です)

 救う会神奈川の川添です。よろしくお願い致します。そもそもこの会議に参加するきっかけはですね、加藤博さん(北朝鮮難民救援基金理事長)からご案内をいただきました。「ベルゲンでやるんですよ」と話をうかがって、今度国連の人権担当大使になられた斎賀富美子さんがノルウェーの大使なんですが、「国際会議で拉致の問題を提起する」とうかがいまして、私一人で行って「何とか斎賀さんに資料をお渡ししたい」と思い、それが私が参加するきっかけでした。

 4月の下旬でしたか、こちらの拉致被害者ご家族の斉藤文代さんから「参加したい」というお話がきまして、それで外務省の方にも色々と斎賀大使との面会をお願いしました。以前の外務省でしたらたぶんはねられてしまったと思うんですが、さすがに横田早紀江さんがブッシュ大統領とお会いしたということもあるんでしょうね、「もう喜んで面会させていただく」ということで面会が実現しまして、まぁその辺の斎賀大使との事は後ほど斉藤さんからお話になられた方がいいと思いますので、私の方では色々と資料をお渡ししたり、お話したり、協力を訴えました。

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 それで、救う会の全国協議会の資料でアメリカの・・・に出されたと言われているものを、ヨーロッパにおけるヨーロッパ人の拉致、今出ているところですとオランダ・イタリア・フランス人なのですが、各国の方々にその資料をお渡しして「関係国の方で問題にしてもらいたい」という事と、私自身昨日も斉藤さんをお呼びして藤沢の方で集会を行ったんですが、よど号の拉致事件を追いかけていまして、関係国と言われるスペインとかイギリスとかそういう国に対して「働きかけをお願いしたい」ということを要請致しました。斎賀大使の方でも「できる限り協力します」という回答をいただきました。

 それと、向こうのメディアのロイターの方とお話しましたら、横田めぐみさんの件はやっぱりご存知のようなんですが、「ヨーロッパで拉致が行われた、ということはあまり知らなかった」と話しておられて、こちらの野口孝行さん(北朝鮮難民救援基金)にアムネスティ・インターナショナル・ドイツの方をちょっとご紹介いただいて、色々とお話ししました。まぁ日本のアムネスティがですね、こちらのレンクの小池さんもご存知の通り、なかなか動いていただけないような状況なので、「ドイツやロンドン本部の方に話されたらどうか」というアドバイスを受け、連絡先をうかがったりしました。

 それから一つ私が注目したのは、外務省が今回オスロの大使館から何人か来てくださって、拉致問題のパンフレットがあるのですがそれを配るのを手伝ってくれたりしてですね、まぁ少し少し外務省の姿勢に変化が出てきたかなと思いました。

 実はこの事を先日横田早紀江さんにお話しましたら、横田さんも先日アメリカに行かれた時に、「相当外務省に協力していただいた」ということで、やっと一つ一つと言うんでしょうか、国がだんだん動き出してきたかなと感じるような、私としてはそう思う会議でありました。以上です。ありがとうございました。(大拍手)

終わり
*事前に配布された資料より

*「第7回北朝鮮の人権と難民国際会議」ベルゲンにて
http://aoinomama13.seesaa.net/article/17933591.html

《「第7回北朝鮮の人権と難民国際会議」参加について》

期間 :5月9日〜5月11日 
開催場所 :ノルウェー ベルゲン SASホテルベルゲン
参加者 :家族会 斉藤文代氏 救う会 川添友幸氏
斎賀 富美子人権担当大使との面会 5月9日 午前9時〜

◆家族会 斉藤文代氏より◆
・拉致問題解決のための国際社会への協力要請を行う
・欧州をはじめとする各国拉致被害国への協力要請を行う
・拉致被害者家族には高齢化が進み時間がないので早期に解決をするように求める

◆救う会 川添友幸氏より◆
・救う会全国協議会から頂いた欧州人拉致関連の資料と救う会京都作成に資料を提供する
・よど号拉致事件の関係国への協力要請をする
・「ブルーリボンバッチ」を渡す

◆斎賀富美子人権担当大使より◆
 「ブルーリボン」のバッジを手渡すと、斎賀大使は胸につけ「できるだけのことはさせていただきたい」と答え、欧州から各国への拉致問題解決の働きかけを約束した。松木薫さんの母スナヨさんが病床で薫さんに「会いたい」と書いた手紙を見て、感極まったようであった。

「北朝鮮の人権と難民国際会議」の主要な講演内容

◆斎賀富美子人権担当大使発言要旨◆
 北朝鮮による拉致問題について、タイやレバノンでも拉致疑惑が提起されていることを発言し、拉致は日本と北朝鮮だけの問題ではなく国際的な問題だと発言した。さらに日本人拉致問題に関しては、欧州で起きたよど号グループ関連の拉致事件に関して細かい経緯を説明し、会場にいた松木さんの姉、斉藤文代氏を参加者らに紹介した。さらに横田めぐみさんのご主人が韓国の拉致被害者であると言う日本政府のDNA鑑定結果も説明し、国際連帯を訴えた。最後に拉致は、人の尊厳、人権、基本的な自由に対する明確かつ重大な侵害だと厳しく批判した。

◆カール・ガーシュマン氏(アメリカ国立民主主義基金会長)◆
 「北朝鮮の人権に言及することは北朝鮮の内政干渉であるという見方はおかしい。人権を擁護するのは決して平和を妨害するものでない。北朝鮮の国民たちを思えば、六カ国協議などの交渉過程で人権関連を組み込むべきだ」

◆国連人権委員会ビチット・マンターポーン特別報告者◆
 北朝鮮に人権状況には大きな問題があると発言し、日本人拉致問題を始め、タイなどを含むいくつかの国で拉致被害が出ていると説明し、「日本人の拉致問題は未解決だ。韓国では拉致された恐れのある行方不明者が多数存在する」と強調した。

《雑感》
 日本政府関係者が国際会議の場でよど号拉致問題を提起して、欧州で起きた拉致事件であると言及したのは、私が知る限り初めてである。発言の7割近くが日本人拉致問題であった。特によど号拉致問題への言及は斉藤文代氏の気持ちも代弁してくれたと思われる。さらに韓国政府関係者が多数いる中で、横田めぐみさんのご主人が韓国の拉致被害者だと言及したのは、韓国政府への圧力になると思われる。

《会場でのロビー活動》
 日本から持参した拉致問題の英文のパンフレットを会場入り口で配布し、国際会議参加者の方にも直接お渡しした。特にアムネスティ・インターナショナルドイツの方に拉致問題をアムネスティ・インターナショナル・ロンドン本部の北朝鮮問題の方に資料を送ってみてはとアドバイスを受け、連絡先等を教えて頂く。ロイター通信の記者にも英文パンフを渡し、欧州での日本人拉致は知らなかったようである。資料配布には日本大使館の方にもご協力頂き大変お世話になりました。

*救う会神奈川HP
http://www.geocities.jp/sukuukai/

posted by あおいのママ at 14:31| 千葉 曇り| Comment(0) | TrackBack(0) | '06 6/4 国際会議報告会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月13日

6/4 ノルウェーベルゲン国際会議報告会 野口孝行さん

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*写真はベルゲン国際会議会場外でアメリカの某団体の方と斎賀富美子人権担当大使と雑談している野口さんです。(川添さん撮影)

*6/4 ノルウェーベルゲン国際会議報告会に参加しました
http://aoinomama13.seesaa.net/category/1602403-1.html

【野口孝行さん・北朝鮮難民救援基金】

*撮影したビデオカメラから文字化しました。
(・・・は聞き取り不能です)

 私はベルゲン(の国際会議)に1日前に着きまして、本来5月9日から始まるはずだったんですけど、8日に現地の大学生とのセミナーみたいなものが最初に行われまして、それでそこから参加することができました。そこでですね、それから3日間会議が始まったんですが、全部聞く時間もないので、私なりに特に興味深いと感じたものを報告書にも2点ほど書いたんですけど、それを基に感想を述べたいと思います。(下記に事前に配布された資料があります)

 まず、クロアチア人のセルビア共和国出身の方だと思うんですけど、彼が“ピープル・イン・ニード”というチェコのNGOにいまして、彼の意見がすごく今の北朝鮮の問題に対する・・似た説得力があるなと思いました。彼はですね、これまで東欧とかキューバとか旧ソ連とかそういった流れで情勢を見ていて、「結局こういう北朝鮮みたいな体制相手にいくら建設的なことを言っても通用しないし一切無駄である」と言い切りのかたちで言っていて、すごくそれが今の状況を見た場合に説得力があると感じました。

 「じゃあどうすればいいのか?」ということは彼自身まだ答えが出ていないようです。(北朝鮮の)崩壊のシナリオとして考えられる展開として@国内の崩壊。それはまず北朝鮮の状況からまずありえないだろうと。次はAアメリカとか中国とか他国の圧力がかかって、あそこの金正日政権を倒そうという力・事が起こるかもしれない。その際にはやはり戦争ではないけれども犠牲を強いることになる。これは普通・・の意見からするとあまり好ましくない。

 そして3番目のケースで、「これが一番ありえるんじゃないか」ということで、Bもうすでに北朝鮮の政権の内部の中で、今の政権に対してすごく不満を持っている人たちがたくさんいて、そういう人たちは自分から率先して「金正日政権打倒」ということはしないけれど、外の勢力でそういった倒そうという勢力が来て、そちらがもしかしたら力を得そうな時に、その内部の勢力が寝返るんじゃないんですけど、外部の勢力と結託して「政権崩壊後、自分の身の安全を保障してくれるのだったら協力します」と、そういうかたちで崩壊する一つのシナリオというものが現実にあるんじゃないか?という話でした。それは何て言うんですか、現実的な話なのですごく興味を持ちました。

 会議の全般的な雰囲気からいって、彼は本会議の中でもこの発言をしたんですけど、結構みんな「建設的な話をいくらしてもしょうがない」という話に対して、みんなこう爆弾発言とまでは言いませんけど、「そんなこと言ったってしょうがないだろう」というような白い目で見られる、そういう反応もあったかなと思いました。

 あともう一つ、アメリカの“US Committee for Human Rights in North Korea”のジャック・レンドラーさんという方がいまして、その方が最後にスピーカーになって、具体的に「北朝鮮に対して私たちはどうしたらいいのか?」という話をすごくわかりやすくしてくれまして、この資料にありますように、5つほど大きな提案をしました。

 @「難民を北朝鮮からできるだけ出そう」と。次にA「あそこの国に行ける人たちは北朝鮮に頻繁に行って、北朝鮮の人間をなるべく外の人間と触れさせて、外の雰囲気をなるべく伝えるようにしていく」。その後、B・C・Dとあるわけですが、具体的にこういった事をあげて提案をしていました。それは読んでいただけるとわかると思います。(下記にあります)

 私自身の感想としては、今回みたいな会議は基本的に学者や政府関係の人などが発言する機会が多かったと思うんですけど、結局発表会みたいなかたちになっていく、と思っていたんですね。ああいうかたちの会議っていうのは、たぶん韓国とか日本とかでやるのはあまり意味がないと思うんですよ。って言うのは、日本や韓国はもうある程度北朝鮮の状況とかよくわかっていますし。

 もう一つ、国境なき医師団のマリーさん?っていう方が発言したんですけど、「『これだけ食糧が不足していますよ』とか、そういうことはもうすでにわかっているし、問題はいくら不足しているとかではなくて、例え少しのお米でもあそこに仮に送ったとして、それが均等に本当に欲しがっている人たちに分配されないことが問題であって、例えば10トン・20トン・何百トン足りないとかの議論はしてもしょうがない」という指摘がありました。

 日本や韓国の人の認識っていうのはそうだと思うんですよね。やっぱりあの体制がある限り、食糧をいくら100トンやろうが200トンやろうが本当に欲しい人たちのところにいかない、ということはわかっているのであまり意味がない。それと一緒で、いくら「あの国がひどい」という報告会を日本や韓国で開いてもたぶん意味がないと思うので、ああいう方式の会議は「日本でやる意味があるのか?」と感じましたけど、ノルウェーみたいなヨーロッパで、まだ北朝鮮の問題とか深く伝わってない所で、一般の人たちの知識を高め関心を多く集める会議と言うのは、ヨーロッパでは逆に効果があるのかなとすごく思いました。

 実際に何回もこの会議に参加している人の話を聞いたら、今回は“ニューアプローチ”っていう題がついていたんですけど、音楽的なものを入れたり芸術的なものを取り入れたりしていて、今回も前回と同じような顔ぶれの人が参加していたんですけど、「でも今回は結構見ない顔ぶれもいた」という話も聞いたので、そういう意味ではよかったと思いました。

 それから個人的にもポーランドの学生たちで、「今度自分たちで北朝鮮の問題を取り扱う学生の団体を作ろうと思っている」という女の子たちが、「お互いこれから情報を共有していって、何かあったら色々とアドバイスください」ということもあり、ですからそういう新しい広がりっていうのは多少あったと思いました。私も今回、北韓人権市民連合の会議に初めて出席して前回とちゃんとした比較はできないので、その辺は小川先生の方からお聞かせ願えればと思います。

 あとやはりヨーロッパの人の発言とか聞いていて、人権に関する問題の取り組み方っていうのはすごく日本人よりも慣れているし、ああいう会議の仕方とか訴えの仕方とかすごく上手だなという印象を受けました。ですからこれからはヨーロッパの人権団体の人を取り込んで、お互い協力し合って、拉致の問題にしてもヨーロッパで起きた松木薫さんのケースとかそうですし、やはりすごく僕らの活動とかやっていてもヨーロッパの人たちは共感してくれるとすごく色々と協力してくれるんですよ。頭下がるくらい。

 本当に色んな署名活動からこのような会から何から色々と取り上げてくれたりするので、やはりヨーロッパの団体と人権問題ということで、拉致問題はもちろん脱北者の問題もそういう感じで色々とアプローチしていくと、また新しい力が生まれるかなと再確認しました。以上です。ありがとうございました。(大拍手)

*'04 11/2 国際シンポジウム 野口孝行さん
http://aoinomama13.seesaa.net/article/13956159.html

【司会・三浦小太郎さん】(北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会事務局長)

 日本・韓国以外では、北朝鮮の事というのは私たちが想像している以上に知られていないことなんですね。そういう点でのヨーロッパでこういう会議が行われたのは意味があると思います。逆に日本人や韓国人が参加した場合はですね、たぶん「当然の事である」というところでまた議論が始まるのが現実なので、そういう報告だったと思います。

終わり
*事前に配布された資料より

《ノルウェー・ベルゲンでの国際会議報告》 野口孝行さん

日程:2006年5月9日〜11日
場所:ノルウェー・ベルゲン

 3日間の会議の間、多くの見識者・NGO関係者・政府関係者らによって、様々な発表・発言が行われました。その中でも、興味深いと感じたものを特に2つ報告します。

(1)ピープル・イン・ニード(チェコ)のイゴール・ブラゼヴィッチ氏の発言

 ブラゼヴィッチ氏は、旧ユーゴスラビア出身。東欧を始め、キューバ・旧ソビエトなどの変化を目の当たりにしてきたという彼の発言は多くの人の興味を引いていた。いわく、「私の経験から言わせてもらうと、北朝鮮のような国には建設的な方法は一切効果を発揮しない。現にこれまでがそういう状態だったし、ソ連や東欧・キューバなどのケースをみても西側からの建設的なアプローチは効果を出してこなかった」とのこと。

 彼によれば、北の崩壊のシナリオとして考えられる展開は、@国内からの崩壊(まずありえないだろうとのこと)、A外部圧力を受けての崩壊(かなりの犠牲をともなう)、B外部の圧力に内部の勢力が黙認、または合流するケース(もっとも可能性が高いのではないかとのこと)。

 Bのケースの説明では、現在の状況に不満を抱いている体制中枢の一部が自身の地位の安全を担保に、外部からの圧力勢力に協力もしくは黙認し、体制崩壊へとつながっていくというシナリオがもっともありえそうな可能性なのではないかということだった。

 特に「北朝鮮のような国には建設的な方法は一切効果を発揮しない」という彼の発言は、北朝鮮を取り巻く現在の状況を考えた場合、かなりの説得力を伴うものと思えた。

(2)US Committee for Human Rights in North Koreaのジャック・レンドラー氏の発言

 北朝鮮の状況を少しでも改善させるために、私たちができることとして以下のような提案があった。

@できるだけ多くの難民を北朝鮮から出す。
A北朝鮮と交流プログラムを行っている国や団体は、それを今以上に活発にして、多くの北朝鮮の人間を外の世界に触れさせる。
B各自の国で、特に国交をもっているヨーロッパの国で、北朝鮮を頻繁に行き来している役人やその他の人たちを探し出し、メールや電話を使って、北朝鮮の人権状況について情報を提供する。また、国会議員などとも多くの情報を共有する。北朝鮮に行けるチャンスがあれば訪れ、北朝鮮人に外国の正しいイメージをできるだけ運び込む。
C自国に北朝鮮の大使館などがあれば、人権状況などについての問い合わせを、メール・電話などで行う。
D中国大使館や領事館などの館員などに会い、北朝鮮の人権についての話をする。例えば、中国は人権についての対応をしっかりとやっているとした上で、北朝鮮の人権状況についてのアドバイスを求めるとか、もしくは、北京オリンピックまでに、中国はこれまで以上の難民を北に送り返すのか、それとも、送り返す数を減らしていくのか、といったことを聞いてみる。

 北朝鮮がこのまま人権侵害を続けながら存続しつづけるのは不可能。これからも各団体が努力を続ける必要があり、違う団体同士が協力し合い、人権状況改善のために新しい作戦を繰り出していくのが重要だ、というのがレンドラーさんの考えだった。

〔まとめ〕
 すでに7回目になるという北韓人権市民連合の国際会議に初めて出席した。全体としては、有識者が北朝鮮における問題を様々な視点から指摘する会議だったという印象を受けた。

 一向に状況が改善しない北朝鮮問題の現状を考えると、北朝鮮に対してもっと手厳しい批判の声が挙がってもよかったのではないかとも思った。

 今回の会議を経て、これまで北朝鮮問題に触れたことのない人たちが関心を持ってくれるようになったのであれば、成果があったのではないだろうか。

posted by あおいのママ at 22:30| 千葉 雨| Comment(0) | TrackBack(0) | '06 6/4 国際会議報告会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月09日

6/4 ノルウェーベルゲン国際会議報告会に参加しました

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*写真は「北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会」代表の小川晴久さんです。

 あおいのママとパパは、5/9〜11までノルウェーのベルゲンで開催された「第7回北朝鮮の人権と難民国際会議」報告会に参加しました。前日3日は藤沢市民集会のお手伝いをしていたのでちょっとへばり気味でしたが、会場は東京ドームのそばにある文京シビックセンターだったので、日曜日ということもあって二人で出かけました。

 参加者は関係団体の方を含め約20人の少人数でしたが、昨日お会いした増元さん・野口さん(ご家族の方も)・宋さん・川添さん・斉藤さん・その他顔見知りの方が多かったので、アットホームな感じでした。しかし皆さん活発に真剣に意見交換されていました。(私たちは聞くだけでした)

*6/3 「福留貴美子さん拉致事件を考える集い」に参加しました
http://aoinomama13.seesaa.net/article/19002268.html

北朝鮮難民と人権に関するNGO国際会議の目的は何か
 基本的な認識の共有か、政策の方向か

日時:6月4日 午前10:00−12:00
場所:文京シビックセンター区民会議室 4F会議室A
司会者:三浦小太郎氏  
報告者:宋允復氏   北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会
    小川晴久氏  北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会
    野口孝行氏  北朝鮮難民救援基金
    川添友幸氏  救う会神奈川
    斉藤文代氏  拉致被害者家族会連絡会
    加藤 博氏  北朝鮮難民救援基金

*その他に増元照明さん(家族会事務局長)も参加されていました。

関係各位殿

 5月9日からのノルウェーのベルゲンで開かれた国際会議の成果について報告を求めこれからの活動の何らかの参考指針になれば幸いと期待しております。

 北朝鮮難民と人権に関する国際会議は、2月にFreedom Houseが 、BelgiumのBuruselで、5月にはRaft Foundationが、そして5月24日にはUSのNYでAsia Societyでひらかれました。

 8月には、北朝鮮難民と人権に関する国際議員連盟の総会が開かれます。これにあわせてNGOの参加の招請も検討されているやに聞いております。

 いずれの会議も、国際的な影響力を持った会議で、これの会議の成果を共有し、今後の活動、とくに北朝鮮の難民問題と人権に関する国際的な包囲網を築く上で意見交換、認識の共有作業は欠かせないものと思っております。

 拉致、難民、北朝鮮人権問題解決のためにNGOが何を発信すればよいか考えたいと思います。

 各団体、個人、および専門的な立場から方針決定に関与、影響力を発揮する皆様には、ぜひご参加いただきたくご案内申し上げます。

北朝鮮難民救援基金
加藤 博

 事前に配布された資料(報告者それぞれが作成)に沿ってのお話でした。この報告会の写真・ビデオ撮影は主催者側より許可をいただきましたが、さすがに目の前で写真撮影をするのは憚られましたので、撮影しておりません。ですので、写真はビデオ映像から撮りました。資料や内容については後ほどご紹介したいと思っております。(レポートがたまっているので時間がかかります・泣)

川添友幸さん(救う会神奈川)の報告はこちらをご覧になってください。
↓ ↓ ↓
*「第7回北朝鮮の人権と難民国際会議」ベルゲンにて
http://aoinomama13.seesaa.net/article/17933591.html

 この報告会には「北朝鮮難民救援基金」の加藤博さんと野口孝行さんがいらっしゃいました。何しろ北朝鮮から無意味だとはいえ逮捕状まで出されていますので、命の危険にさらされています。これだけ有名になれば大丈夫かな、と思う半面、絶対はないわけですから・・・。終了後に少し話しをお聞きした中で、ある活動家の方がしばらく連絡が取れなくなっているそうで、やはり心配になってしまいます。皆さん、そういう国と戦っているんだな、と改めて私たちも気を引き締めていかなければいけないと感じました。

 朝早くからご参加の皆さん、本当にお疲れさまでした。

*北、日本のNGO幹部に無意味な逮捕状 News Flashより
http://blog.livedoor.jp/trycomp/archives/50088619.html
*北朝鮮難民救援基金・野口孝行氏「脱北者救済の鍵は、中国当局にあり」 News Flashより
http://blog.livedoor.jp/trycomp/archives/50103964.html
*'04 11/2 国際シンポジウム 小川晴久さん
http://aoinomama13.seesaa.net/article/10504648.html
*'04 11/2 国際シンポジウム 野口孝行さん
http://aoinomama13.seesaa.net/article/13956159.html
*'06 4/16 神奈川県民集会 加藤博さん(1)〜(2)
http://aoinomama13.seesaa.net/article/17858365.html
posted by あおいのママ at 21:33| 千葉 雨| Comment(0) | TrackBack(0) | '06 6/4 国際会議報告会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする