あおいのママの昔の話です。ある年の春にカレと出会いました。きっかけはお互いの知人を通じての紹介です。仮にAさんとしておきますが、そのAさんと私が一緒に写っていた写真をカレが見て「紹介してほしい」と頼んだそうです。現在の私を知っている友人の皆さんは「カレは一体どんな趣味してたの?」とあきれちゃうだろうけど、こんなオバちゃんにも若くてかわいい頃?もあったんですよん。
で、Aさんの紹介でカレから電話がありました。私の好きなプロ野球選手と同じ大学出身だったりして、とにかくスポーツ関係の話でかなり話は合いましたが、でもその頃、ちょうど私は前のカレシと別れ、やっと傷も癒え始めたばかりでした。だから私は気の合う友だちとしてしか付き合うつもりはなかったんです。
しばらく電話でのやり取りをして実際に会うことになり、渋谷のモヤイ像の前で待ち合わせの約束をしました。私はカレの声だけで顔を知らなかったので、時間になって声をかけてくれるのを待っていたのですが、時間になっても誰も声をかけてくれません。15分くらい経ってもう帰ろうかなと思った時、さっきから私をチラチラ見ていた男性が早口で「もしかして○○さんですか?」と聞いてきたと思ったら「あっ、違いますよね」と、とっとと行ってしまいそうになりました。私はあっけにとられましたが、何とか「私です」と答えることができました。
仕事が忙しかったにしてもいきなり遅刻してくるし、会ってみたらものすごく痩せていて背も低い人でした。その頃のもてる男性の代名詞はまず背が高いこと。(三高とも言ったかな?)何て言うのかヤサオトコにしか見えません。ちょっとハーフっぽい色黒の人。何だか思っていた人と違う・・・。これが第一印象でした。
カレはアパレル関係の会社に勤めていたのでそれなりにおしゃれでした。営業マンのカレは接待も多くこなしていたため、おいしくておしゃれなお店を知っていて、そういった所にも連れて行ってくれたりして(←これかなり重要です)、まぁとにかく見た目よりは頼りがいのある人でした。毎日毎日仕事が終わると外から電話をかけ、寮に帰るとまた電話をかけてくれる本当にマメな人で、「私のこと好きなの?」って聞いたらテレながら「そうだよ」と言いました。そして私たちは付き合うようになりました。
いつもデートは渋谷でした。その頃、私は目黒区八雲(最寄りは東急東横線・都立大駅)にあるアパートで独り暮らしをしていたので、渋谷は近くてありがたかったんです。帰る時は普段は電車を使いますが、ある夜、バスを使って帰りました。バスはロータリーをゆっくりと走って大通りに出て行きます。そしてそこには大きな歩道橋がありました。ふと何気に窓から外を見ていると、カレが歩道橋までバスを追いかけて来て私にバイバイと手を振っているのが目に飛び込みました。それを見た時、もうこの人と離れて暮らせないと思いました。
私たちは同棲しました。そして1年近く経った後、結婚しました。私にとってカレ以上の人はいない。歩道橋の上で手を振ってくれたあの時の瞳を忘れられない。
昭和62年(1987)年5月20日、私は4つ年上のカレ(夫)と渋谷で初めて会いました。21年前の今日の出来事です。
2008年05月20日
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/97350617
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。
この記事へのトラックバック
http://blog.seesaa.jp/tb/97350617
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。
この記事へのトラックバック






