*特定失踪者問題調査会代表の荒木和博さんの挨拶要旨レポートです。(約6分間)聞き取りに間違いやカン違いの可能性もございます。どうぞご了承ください。
【荒木和博さん 特定失踪者問題調査会代表】
ご紹介をいただきました荒木でございます。本日、多数の皆さまお出でいただきまして本当にありがとうございます。今日、入口のあたりで何人かの方から声をかけられまして、「この進行表見たらお前の名前が乗っかってるんで安心した」と言われました。大変色々とお騒がせを致しておりますことお詫びを申し上げます。(拍手)
私は2年前この集会で「平成18年の末までに拉致問題を解決する。そしてそれができなければ責任を取る」というふうに申し上げました。もちろん私一人の力で解決できるなんてことは思っておりませんでしたけれども、しかし「何とかそこにこぎつけたい」と申しまして、そして約束を致しました。約束を果たせなかったからには当然、責任をとらなければいけないというふうにも考えております。何かの機会を使ってですね、それを果たしたいと思います。
この間先々週、韓国に風船を飛ばしに行きまして、あの時あともうちょっと頑張れば韓国の警察に逮捕される手前までいっておりましたので、(会場笑い)逮捕されていればその責任の一部は果たせたかと思ったんですが、残念ながら私は小者でございまして、逮捕していただけませんでしたので、おめおめとここにまた立つことになった次第でございます。(拍手)
この問題は、先ほど安倍総理、そして塩崎官房長官、お出でいただきましてこの場でスピーチをされたと、今までもちろんなかったことでございますし、最初の頃と比べれば本当にこれだけ状況が進展したんだなあと、家族会の皆さん・救う会の皆さんのご尽力、そして全国の皆さんのご尽力がここに実ったんだ、ということは本当に感慨深く感じたわけでございます。
しかし、その上でここに各議連の先生方もお出でで、また、政府の関係者の方々もお出ででございますが、あえて申し上げておきますけれども、だからといって解決できるわけではないということでございます。安倍総理が歴代の総理の中で最もこの拉致問題に熱心にやってくださっていることは私も重々承知をしております。しかしその安倍政権の基盤というのは、これまで半世紀に渡って拉致問題を隠蔽し、そして隠して潰そうとしてきた勢力がその中に入った上に安倍政権は乗っかっている、(拍手)我々は忘れてはならないことだと思います。(拍手)総理・官房長官にはその勢力と本当に戦っていただかなければいけません。(拍手)
先般、長崎市の伊藤市長が射殺をされました。あれは拉致と何の関係もございませんけれども、しかし政治をやる者として考えればあれは一種の殉職でありまして、当然ありうることだと思ってやっていただかなければいけません。(拍手)その意味で、まさに一命を本当にですね、物理的生命を賭してやっていただかなければ解決ができない、というふうに思うわけでございます。
で、あまり詳しいことはちょっと申し上げられませんが、一言だけ申します。今日拉致被害者が生きているということは明日の生命を保障するものではございません。今日生きているということが明日の生命を保証するものではありません。我々は残された時間というのが本当にないんだと思ってやっていくしかございません。
私どもこの間の風船もそうですけれども、できることはともかくすべてやってまいりたい。そして韓国、日本の他のNGOの方々とも協力しながら、もう北朝鮮に入れられる限りの情報を入れて、そして取れる限りの情報を取って、可能であれば拉致被害者を引っ張り出して来るという作業をどうにかして何とか一刻も早く実現をしたいというふうに思っております。(拍手)
そしてそのためには政府はもう一歩前に進んでいかなければいけません。今日配られております政府が作っていただいた8ページのチラシをご覧になっても分かりますが、たしかにああやって作っていただいたというのは初めてですけれども、しかしあのチラシのどこにもですね、「拉致に関することを知っている方はここへ」という文言は存在していない。情報を一生懸命収集しているというのであれば、そこに一言でもそれを書いていただいて、一言でも一つでも多くの情報を収集すると、その努力をしていただかなければいけないというふうに私は思っています。(拍手)
私どもこの状況何とか変えていくために、5月ないし6月には我々として何らかの新しい方針を出して、この問題を動かして行くための努力をしてまいりたいと思っております。
もう一つ、最後にもう一つだけ申し上げます。先ほど総理も言及されましたけれども、渡辺秀子さんのお子さんの二人の問題が今出ておりまして、警察としては「拉致」と断定をしておりますが、政府の認定はできておりません。これは支援法に書いてあることが「日本国民」となっているからでございまして、拉致議連の先生方にはぜひこの支援法の改正をしていただきたいと思うと同時に、私どものリストの中には在日朝鮮人の方々の失踪者も入っております。で、在日朝鮮人は名前が分かんない人もはるかにおそらくいると思いますし、そして我々の460人のリストの中にない日本人の拉致被害者もいるはずでございます。
それらの人をすべて救い出すためには、北朝鮮との国交正常化ではなくて、北朝鮮の正常化を実現するしかございません。(拍手 会場から「そうだ、そうだー」)最終的には北朝鮮の体制を変えてしまうことであり、(拍手 会場から「その通り」)そして日本と北朝鮮の間の安全保障、主権侵害の問題であるという意味で言えば、そこに情報収集を頭に含めて軍の関与がどうしても必要であると私は思います。(拍手)ぜひ切に皆さま方のご支援をお願いをして、そして私のご挨拶を終わります。ありがとうございました。(大拍手)
*荒木和博さんのブログ
http://araki.way-nifty.com/araki/



