*講演内容を文字化しました。聞き取りに間違いのある可能性もございます。どうぞご了承ください。(主催者よりレポートの許可をいただいております)
【司会者】
続きまして、拉致被害者・松木薫さんのお姉さんである斉藤文代さんにお話をしていただきます。それではよろしくお願い致します。(拍手)
【斉藤文代さん・松木薫さんの姉】
皆さま、今日はありがとうございます。いつもいつも私たちの話を真剣に取り組んで聞いていただきまして本当に感謝申し上げます。本当に私たちのこの拉致問題は長い年月がきております。あの、私はまだ娘ですから、その年月に関してはそんなに戦いは短いのですけれども、有本さん、私の父母、本当に長い年月、いなくなってから苦しみぬいて現在まできております。
本当に家族は苦しんで、このような、有本さんもそうですけどこういう場で家族が訴えるというのは、私の父はいませんけど、有本さんのお父さんを見ているとね、同じような気持ちで私はお話をさせていただいて、本当に苦しかったんだ、本当に大変だったんだね、と思います。
私も今も苦しんでおります。母は今現在病院の方で入院しておりますけれども、やはりあの「死んでも死に切れない」という言葉はここにあるんじゃないかな、と私は思いました。昨年12月もノロウィルスが流行りまして、母も年ですから感染致しました。それで私もしばらく会う事はできませんでしたが、2日ぐらい経ってから私の方に「状態が悪くなった」という事を看護婦さんに聞かされまして、「どうしたんですか?」という事で聞きしましたら、やはり体力がないもんですから「心臓が一応止まった」と。「でもすぐ応急処置をして蘇生しました」と。「本当に早い処置ができて、また元気に息をしてよかったね」と看護婦さんたちも言ってくれます。
家族が帰って来ることを応援してくれて、一生懸命になって取り組んでいてくれているんです、皆さんがですね。本当に「ここで今待っている家族が会えないで逝く」という事は私は耐えられません。
やっと安倍総理が今まで色んな問題に取り組んできて立ち上がってくださいました。私も期待しております。ですから戦うべきところには、やはり昔の戦後の人間は正しいものは正しいと、悪いものは悪いと言って取り組んでまいりました。私は父や母の姿をいつも見て育ってきていましたので、優しくしてくれたり強くしかってくれたりしている姿を見ておりますから、今それが少し人間が平和になったせいか忘れられているんじゃないかなと。政治家の方々も一生懸命やってくださっているのはもう本当にわかるんですけれども、もっと正しいものは正しいと、悪いものは悪いと、突き進んで真剣に取り組んでいただかないと、この問題はもういつまで経っても私は解決しないと思っております。本当に今が正念場じゃないかと、今年が正念場じゃないかな、と私は思っております。
私は母と弟を会わせたいという一心ですので、看護婦さんたちにお任せしていて、自分の部屋に戻って来るまでは食事を与えるのも任せておこうと思ったんですけど、やはり娘である私は母と接してきていますから、一口でも食べてもらえればまた元気になるんじゃないかと思いまして、私は全部殺菌消毒してマスクをして病室の方に行きまして、母に「今あなたが頑張らなければ。みんな頑張っているんだから、家族は。ねっ、あなただけじゃないのよ!」と「ご飯を食べてちょうだい!」と声をかけました。そして少しずつですけれども、口の中に一生懸命入れました。で、あの案外母は食べ込みが上手なもんですから、少し食べ込んでくれると戻さないで元気になるのも早いんですよ。私たち家族はこのようにみんな努力しております。
やっと拉致対策本部も大勢の方で立ち上がりましたので、ぜひ今回は皆さんに何らかの喜びが感じ取られるようにやっていただきたいと、もう難しい事は何もいう事は私はないと思っています。政治家の方々皆さん心掛けてやられれば解決ができない問題でもないんです。色んな事に一生懸命やっていただければ私はいつか解決できると。そのいつかというのが、先を長くしてもらうと困るんですけれども、なかなか母もそんなにもう待てないという事私わかっておりますので、時間がないのはもうわかっておりますけど、一生懸命取り組んでいただきたいと。
本当に家族が帰って来る、その1日でもいいんです、母は。私たちの弟の顔を見て、父のところに行くのと行かないのでは、私のこれからの人生にも悔いが残りますので、真実、正しい事で私も貫き通して生きたいものですから、これをやっていただきたいと政府にお願いしたい限りです。
また皆さま方にも、本当に長い間をお願いして参ってきています。もう少し応援していただきたいと思っております。何としてでもいい日が来ますように、私たちも出来る限りの事は致します。ですから、これからも皆さま方にもお力を貸していただきたいと思っております。どうぞよろしくお願い致します。(大拍手)






