*写真は、7月4日の増元さんの有楽町マリオン前での街宣演説に、応援に来られた特定失踪者「高野清文さん」の妹さんの高野美幸さんです。お母さんが、わが子の無事と再会を願いながらお作りになった「アクリルのあおいバラとリボン」を胸につけて、お話していらっしゃいます。
*'04 8/7にTBS放送の「サタデーずばっと」を、ビデオに撮ったものから文字化しました。
(アナウンサー)
はい、そして続いては、今週新たに明らかになった『拉致疑惑』です。
(VTRで脱北者の話)
この人は、日本人の『拉致被害者』です。(1枚の写真を見ながら)
(ナレーター)
脱北者が持ち出した一枚の写真は、引かれようとしていた『拉致問題』の幕を、再び空き始めた。
(『新木 章さん』の妹 横山木三子さん)
「藤田さんのことで、本当に希望が出てきました。」
(『高野清文さん』の妹 高野美幸さん)
「神のおぼし召しというか、助けだと思う。」
(ナレーター)
未だ帰らぬ失踪者たちを繋ぐ点と線を追った。
(アナウンサー)
さあ、こちらの写真をご覧ください。(脱北者が持ち出した一枚の写真)えー、ある脱北者からもたらされたものなんですけれども、えー、この男性がですね、特定失踪者問題調査会に登録されている失踪者である可能性が強いということが、私たちJNNの取材で明らかになりました。
28年前、1976年に失踪した当時東京学芸大学の学生だった『藤田進さん』です。今ご覧いただいているのは、今回北朝鮮から持ち出された写真なんですが、もう一枚、はい、こちらがその失踪当時の藤田さんですね。えー、大きな新しい情報が、大きな波紋をよんでいます。
(ナレーター)
JNNが脱北者から入手した一枚の写真。そこに写る一人の人物は、日本中に大きな衝撃を与えることになった。その写真とある日本人男性の顔の写真とが、酷似していたのだ。その日本人とは、28年前(1976年)に失踪した、埼玉県川口市出身の大学生『藤田進さん』。失踪後始めてもたらされた情報。藤田さんの家族は喜びをあらわにした。
*'04 8/1 TBS「報道特集」
http://aoinomama13.seesaa.net/article/4093824.html
*報道特集 脱北者の持ち出した写真に藤田進さんが
電脳補完録さんより
http://nyt.trycomp.com:8080/modules/news/article.php?storyid=2878
*写真は、'04 8/22朝霞講演会後に、藤田隆司さんにお願いして撮らせていただきました。
(『藤田進さん』の弟 藤田隆司さん)
「拉致じゃないかと思っておりました。おそらく、私が最初に描いていた直感というのが、証明されつつあるんだなと思っております。」
(ナレーター)
1976年2月7日、『藤田進さん』は大学の春休み中、新宿方面にアルバイトに出かけると家族に言い残して家を出たまま姿を消してしまった。最寄りの川口駅には、自転車だけが残されていたという。
(『藤田進さん』の弟 藤田隆司さん)
「原因がないんですよ。本当に蒸発するように、すっと消えてしまったという感じですね。」
(ナレーター)
その後、まったく足取りをつかめないまま、時間だけがむなしく過ぎて行った。突然の失踪に驚いたのは、家族だけではなかった。『藤田進さん』が通った中学(川口市立西中学校)の校長。中学時代の進さんを鮮明に覚えている。
(川口市立西中学校 佐藤誠造校長)
「なぜこんな28年経っても覚えているかって言うと、それだけ印象が強いものだから。キャプテンだけども(進さんは中学時代、バレーボール部のキャプテンだった)自分で、周りにどんどん激を入れる方で、自分が見本を示す方で、すばらしい生徒だった。だからよく覚えていた。えっ、あんな子がどうしていなくなったんだろうと。あー、ここまできたらね、(写真が)合致してね、間違いないなら早く連れてきてほしいね。人生戻してやりたいという、そんな気持ちですよね。」
(ナレーター)
そして今回、『藤田進さん』に酷似した写真の出現で、さらに新たな拉致疑惑が浮かび上がる。
*'04 4/4 大宮講演会 「藤田進さん」の弟さん
http://aoinomama.trycomp.net/col3.cgi?mode=dsp&num=140&no=17
◆波紋@ 内陸で失踪?◆
(ナレーター)
『藤田進さん』の足取りが消えた埼玉県川口市。実は拉致被害者の『田口八重子さん』の出身地でもある。拉致現場として、海岸が注目される中、川口という内陸部がはたして拉致疑惑に結びつくのか?
(特定失踪者問題調査会 真鍋貞樹専務理事)
「多くの(失踪者の)事例を調べていくと、つながりがあります。
・年代的なつながり
・地域的なかたまり
・職業的なかたまり
という傾向が見られます。」
Q:具体的にはどういうつながりですか?
A:そうですね、ひとつには、川口で集中しているというのが例です。
(ナレーター)
実は、この川口市には、わかっているだけで(藤田進さんと)4人の失踪者がいる。
●井上克美(いのうえかつよし 21歳)電気工事店勤務 昭和46年12月29日失踪
川口市内の会社の忘年会の後、友人と別れその後行方不明
●鈴木 賢(すずきまさる 24歳)会社員 昭和47年5月28日失踪
埼玉県三芳町の自宅から会社のレクリエーションに出掛けたまま行方不明
川口市内小中卒
●新木 章(あらきあきら 29歳)銀行員 昭和52年5月21日失踪
埼玉県川口市の自宅から外出したまま行方不明
●佐々木悦子(ささきえつこ 27歳)銀行員 平成3年4月22日失踪
会社に行くと言って埼玉県浦和市の家を出たまま行方不明。実家が川口市。
*消えた川口の特定失踪者5人 緑風香Weblogより
http://trycomp.net/green/index.php?day=20040719
真鍋氏によれば、川口市周辺は戦前から、鋳物産業が盛んで、数多くの在日朝鮮人も働いていた。もし、藤田さんの拉致が事実で、現場が川口だとすれば、北朝鮮の工作員にとっては情報収集や、潜伏にも適していたのではないかと、真鍋氏は推測する。
藤田さんの弟隆司さんは、川口での失踪者家族はこれまで共同で署名活動などを行ってきた。その家族のひとり、横山木三子さんは、1977年に失踪した『新木 章さん』の妹だ。
(『新木 章さん』の妹 横山木三子さん)
「やはり、川口で拉致が間違えないという確証がね、得られました。あの、希望が出ましたよね。」
*'04 4/4 大宮講演会 「新木章さん」の弟さん
http://aoinomama.trycomp.net/col3.cgi?mode=dsp&num=140&no=15
(ナレーター)
そしてここにも、『藤田進さん』に似た写真によって、希望を与えられた失踪者家族がいた。
(『高野清文さん』の妹 高野美幸さん)
「これから、新しい発展があればいいなという期待をすごい持ちました。」
*'04 4/4 大宮講演会 「高野清文さん」の妹さん
http://aoinomama.trycomp.net/col3.cgi?mode=dsp&num=140&no=14
(ナレーター)
藤田さんとその失踪者が、川口以外のまた別の共通点があった。
◆波紋A 「武蔵野地区」◆
(『高野清文さん』の妹 高野美幸さん)
「これから、新しい発展があればいいなという期待をすごい持ちました。」
(ナレーター)
『高野清文さん』は、1976年7月30日に神津島で失踪。藤田さんとの共通点はどこにあるのか?妹の美幸さんは、東京・武蔵野地区というエリアに注目している。武蔵野地区にある3つの大学。3人の学生が同時期に失踪しているのだ。東京学芸大学1年だった『藤田進さん』は1976年2月に、電気通信大学2年だった『高野清文さん』は1976年7月に、そして亜細亜大学在学中の『布施範行さん』は1978年3月に失踪。
(『高野清文さん』の妹 高野美幸さん)
「まあ、藤田さんとうちの兄が、同じ年齢で同じ年に、同じような地区で生活圏があった時に、いなくなっているということで、もし北朝鮮の拉致であるならば、その意図がこういうところに見えてくるのではないか、ということを感じました。」
(ナレーター)
また、高野さんはこの他にあるルートにも注目して地図を作成した。
(『高野清文さん』の妹 高野美幸さん)
「こういう調査をしている関係で、どこで誰がどの時期にいなくなっているか、だいたい頭の中に多く入っていたので、目に見える形のものに、絵のついた色のついたものにできればいいなと、作った経緯があります。」
*'04 5/29.30 市民パネル展in藤沢(4)より
http://aoinomama.trycomp.net/col3.cgi?mode=dsp&num=120&no=30
*大町ルート 電脳補完録さんより
http://nyt.trycomp.com/takano/oroot.html
(ナレーター)
そしてその「ルート」は、かねてから調査会でも指摘されていた。
◆波紋B 「大町ルート」◆
(特定失踪者問題調査会 真鍋貞樹専務理事)
「今までは、海岸で拉致をして、船で運ぶということが一般的に考えられていたんですが、それとはまた別に『内陸部を車で運ぶルート』があるのではないかということを考えたわけです。」
(ナレーター)
真鍋氏がたてた説は、首都圏の拉致被害者を北朝鮮に送る「大町ルート」という、千葉県の銚子付近を起点に、東京・山梨・長野の大町を経て、新潟県の日本海側に抜けるルート。
(特定失踪者問題調査会 真鍋貞樹専務理事)
「この銚子を起点にですね、旭市、この地域に失踪が集中しています。そしてこの千葉・市川を通ってですね・・・」
(ナレーター)
起点となる銚子から千葉にわたり、特定失踪者が7人存在。
(特定失踪者問題調査会 真鍋貞樹専務理事)
「迂回するには環七を通るのが一番いいわけですから、この周辺は川口市が。そして、国道20号線に行きますと、失踪者の多い杉並を通って、そして調布・八王子・山梨を通って行きます。」
(ナレーター)
杉並区では、6人も、そして武蔵野地区では2人、山梨から日本海に至るまで6人が点在。このルートには特定失踪者だけでも28人も存在する。
(特定失踪者問題調査会 真鍋貞樹専務理事)
「決して個々の事例は、偶然に発生したものではないと思っている。何らかの、このつながりがあっただろうと思っています。久米裕事件と藤田進事件、そして同じ川口の田口八重子事件・・・これはどこかでつながっている可能性があるというふうに思っています。」
Q:一つ、目に見えるルートとして浮かびあがってきた?
A:人を運ぶルートといいますか・・・。
(アナウンサー)
ということでですね、今の「大町ルート」というのはもちろんまだひとつの仮説ではありますけれども、こちらにもう一回地図にしてみましたが(スタジオ内の地図で説明)さて、藤田さんとの関係で今回新たに出てきた起点に注目しました。
川口市には、ここは藤田さんの失踪地だったわけですけども、このように特定失踪者の方4人がここで失踪している。(井上克美さん・鈴木 賢さん・新木 章さん・佐々木悦子さん)また、すでに拉致認定されている田口八重子さんの出身地でもある。そして、藤田さんが通っていた学校のある地域が武蔵野地区。こちらに注目すると、やはり同じような時期に高野清文さん他大学生2名の在学地。そして久米さん(拉致)が、勤務していたのもこのエリアということなんです。さらに他の特定失踪者の皆さんもこのように点在しているということが出てきているわけですが。
さあ、こうした中で、今週から来週にかけての動きがこちらです。(ボードで説明)
【日本の北朝鮮に対する動き】
・8/5 第一次食糧支援決定
→食糧(米など)12万5千トン、医薬品700万ドル相当
・8/11,12 日朝実務者協議(北京)
→「安否不明者10人再調査」強く迫る
この話『「安否不明者10人再調査」強く迫る』を8/5にやるべきだったんではないのっていう話があります。
(スタジオのゲスト)
「当然そうだと思いますねぇ。先に与えちゃうってのはね、日本の姿勢、そういうふうに見られますからね。やっぱり、要求してもなかなか向こうはそれなりに受け取ってくれないんじゃないですかねぇ。今度の不明者でもね、思うのは家族の方とか民間がいつまで確認作業に努力している。それを、政府とか捜査当局はじっと待っている感じでね、非常に角度が高ければ動くかもしれないけどね、それはおかしいんですよ。やっぱり疑いがあればね、政府が動かなければおかしいですよね。」
(アナウンサー)
そうですよね。その政府と民間の努力っていうのはこういう図で比べてみたいんですけど。(ボードで説明 氷山の一角)政府認定で今、強く情報を求めていってるのは要するに「拉致認定者10人」。本当に文字通り、『氷山の一角』。この水面下にある民間団体である調査会が一生懸命調べた「拉致濃厚者32人」で、特定失踪者、よくあのポスターに顔写真が並んでいる方(公開)が166人。さらにこの下には非公開の方が約200人近くいらっしゃると、こういう氷山なわけですよ。
今回の藤田さんのケースがなぜ重要かというと、北朝鮮脱北者がもたらした情報によって、初めてこの特定失踪者から、拉致濃厚のところにより濃くなったと。だったら、今回ここまで(拉致認定者)いかないの?と。この水面の部分に今非常に強い線があるけれど、この線を突破して下からこちらの方へ、上がってくる人たちをもっと出していいんじゃないかということですよ。この壁が本当に今、厚いです。
*藤田進さんの写真で、新たな希望 特定失踪者ご家族
電脳補完録さんより
http://nyt.trycomp.com:8080/modules/news/article.php?storyid=2907




