2005年05月16日

'05 2/24 「よど号犯妻」第三回公判

100PENTX-IMGP0995_IMGP0995.JPG

*写真は、東京地方裁判所正面門外から撮ったものです。入口付近に報道関係者が大勢いました。

 2/24の午後、あおいのママは東京地方裁判所で行われた「よど号妻・田中協子被告」の第三回公判(旅券法違反)を傍聴してきました。(八尾恵証言によれば、田中協子被告は拉致された有本恵子さんの教育係だったということです)

*よど号犯妻裁判 電脳補完録さんより
http://nyt.trycomp.com:8080/modules/news/article.php?storyid=3667
*'04 12/24 「よど号犯妻」第一回公判
http://aoinomama13.seesaa.net/article/3292611.html
*'05 1/27 「よど号犯妻」第二回公判
http://aoinomama13.seesaa.net/article/3337465.html
*'05 1/27 「よど号犯妻」第二回公判 傍聴記録
http://aoinomama13.seesaa.net/article/3489719.html

 東京地方裁判所の正面門の脇に傍聴券を求めて並びました。午後1時過ぎ配布だったのですが12時頃に到着しまして、それでも残念ながら1番を取ることはできませんでした。

 救う会神奈川の方が先に到着していましたので一緒に並びましたが、1番の女性はよど号支援者グループの方で、いつもと同じように後から来た方々を割り込ませていました。最初の方の時は「すみません」なんて私たちに頭を下げていましたけど、2人3人と増えて結局5人くらいになりました。私たち拉致被害者ご家族の支援者は絶対に割り込みなんてことはしません。私たちの後に数人並んでいましたが、その後救う会神奈川の方がいらしたので、場所を譲って私たちはその方と共に後ろに下がりました。その際、「私たちは割り込みなんて卑怯なことはしませんから!」と嫌味をひと言。しばらくして割り込んでいた何人かが後ろに下がって並んでいましたので、しっかり効いていたようですね。

 時間がきて傍聴券をもらい、入口玄関と裁判のある429号法廷前での手荷物検査とボディチェックを済ませました。支援者の方の着ていたコートの金具が探知機に反応してしまって大変そうでした。弁護士の到着が遅れているとのことで、数十分法廷外で待ちました。その間に支援者の方がいらしたので私たちは5人になりました。いつも一緒に傍聴してきたボランティアのSさんは、この日都合がつかなくて参加することができませんでした。Sさん、次回一緒に傍聴できるといいですね。

 しばらくして弁護士が到着し、私たちは傍聴席に着きました。傍聴席はすぐにいっぱいになりました。私は検察側の一番前の席に着くことができました。田中協子被告はすでに警察官に囲まれて着席していました。相変わらず傍聴席にいた支援者や自分の娘(長女)、他のよど号妻、その子どもたちなどに微笑みかけていました。

 この日は前回の弁護士側の質問に答えた田中被告の供述を基に、検察官が1つ1つ確かめるように矢をあびせるように畳み掛けて質問をしていました。田中被告の答えに少しでも矛盾点があるとそこを細かく突いていたような気がします。前回までの何だか頼りなくて見ていられないというようなことはなかったです。田中被告も答えに窮する場面が何度かありました。沈黙する時間が長かったり「答えられません」「知りません」「本件とは関係がないので答える必要性を感じません」と何度も言っていました。また「質問の意図が分かりません」などと言って、とんちんかんな?答えを言っていた時もありました。

 こういった状況を見ていますと、やはり前回の弁護士側とのやり取りはとってもスムーズでしたから、当たり前なのでしょうけど口裏合わせがちゃんとできていたということなんでしょうね。今回は何となく田中被告の微妙な心理が見え隠れしていたような気がしました。

 検察側の質問はよど号犯妻・八尾恵元被告の証言や、高沢晧司さんの“宿命”という本を証拠に質問していました。私が外で傍聴券を求めて並んでいる時に、救う会神奈川の方がこの本に載っている写真や文章の関連あるところを抜粋して色々と説明をしてくれました。今回の裁判でそういったことがたくさん出てきましたので、大体の流れなどが少しですが分かってきました。

 また検察官が証拠物である写真などを田中被告に見せて「これは誰ですか?」と質問して、答える様子で判断していたようです。スペインのバルセロナの動物園で撮影された石岡さんとよど号犯妻たちの写真や、コペンハーゲンの空港で西側情報機関に撮影された大物工作員と一緒にいた有本恵子さんの写真なども提示していたようです。

*東京地裁で2002年3月12日に開かれた「赤木恵美子被告」の旅券法違反事件の公判で、「八尾恵証人」が証言した要旨などはこちらに載っています。
http://nyt.trycomp.com:8080/modules/news/article.php?storyid=3484

 前回の公判で田中被告は、「1988年8月6日に旅券返納命令が発令され、そのことが日本のメディアを通じて北朝鮮で知る機会がなかった」という理由として、「北朝鮮の東海岸のソンダンという地域に海水浴に行っていて、大雨による交通遮断などにより足止めを余儀なくされ、帰宅してから返納の期限がすでに過ぎてしまっていることを知ったのでしかたがなかった」と言っていました。

そのことに関して検察官が朝鮮半島と日本が載っている地図を示して、「ソンダンの場所を大体でいいですからこの赤いペンで印してください」と言ったのですが、田中被告は「地理オンチなのでわかりません」と印すことができませんでした。その時少し動揺しているように感じました。ソンダンの場所を知らないのではないのかな?と思いました。その東海岸のソンダンは日本列島に近いということで、ラジオなどの受信状況も良かったはずで、その頃よど号犯メンバーの柴田泰弘が日本で逮捕され、よど号メンバーは日本の情報には関心があったはずなので、メディアからの情報を聞き漏らすはずもなく、言い逃れをしていると思いました。

 ひとつ驚いたのは、田中被告が1979年12月にフランスへ「ビジネスチャンスがあるのでは」と単身入国して、約7ヶ月ぐらい語学学校に通っていたらしいのですが(あくまで田中被告の証言です)、その時に自殺未遂を起して病院に入院をしていたことがあったということです。その後1980年7月に一度日本に戻っています。たぶんフランス当局から日本の家族に連絡が入って連れ戻されたのでは?と思いました。前回、日本に一時帰国した理由を聞かれて「プライベートなことなので一切答えたくありません」と言っていましたが、そういうことだったんですね。結婚してまもなく、しかも長女を出産したばかりで単身フランスへの入国。そして自殺未遂・・・。驚きました。この件に関しては頑なに話すことを拒否していました。

 私たち拉致被害者ご家族の支援者がこの日の裁判で一番怒りに震えたのは、検察官の「有本恵子さんに対して何か思うことはありませんか?」という質問に対して被告が「有本恵子さんは拉致被害者として非常にかわいそうだと思います」と何食わぬ顔で答えていたことです。よど号妻八尾恵証言によれば、田中被告は拉致された有本恵子さんの教育係だったということですから、知らないわけがありません。田中被告は有本さんの写真を見ても「北朝鮮で会ったことはない、知らない」と言い張っていました。

 支援者の方がおっしゃっていましたが、ヨーロッパでの日本人獲得の工作はすべて妻たちが、日本人の顔をした北朝鮮工作員である妻たちがしてきたそうです。妻たちの方がよど号犯よりも『筋金入りの工作員』なのだそうです。日本に帰国している子どもたちも、よど号犯支援者たちの経営する会社やお店に普通に勤め、学生の子どもたちは普通に通学しているとか。集団生活でお互いを監視し合って、また支援者に守られながら、北朝鮮と日本を行き来して実質工作活動に従事しているそうです。

 こんなことがまかり通っている、本当に日本はおかしな国だと思いました。このよど号妻たちによるヨーロッパからの日本人拉致事件は少なくとも20人以上はいるそうです。(よど号犯リーダーだった田宮高麿が自らそう言っています)日本の警察もある程度把握しているとのことですが、実行犯が日本人ということで政府も警察もやはり及び腰なのでしょうか。何ともやりきれない思いです。

 こうして私たちがブルーリボンを身に着けて裁判の傍聴をし続けるということに、彼らよど号妻家族そしてその支援者たちが気にしているとのことですので、これからも少しでも彼らにプレッシャーをかけられるように、一日も早く問題が解決できますように、拉致被害者ご家族の皆さんを応援していこうと思っております。参加されました皆さん、お疲れさまでした。

 次回の第四回公判(結審)は4/12(火)午前10時〜12時で今回と同じ429号法廷です。

*田中協子被告と検察官とのやり取りを、今回もわかる範囲でメモをして傍聴記録のレポートを作成しました。3時間近くの裁判でしたので、仕上がりまでに時間がかかってしまいました。間違いやカン違いもあるかと思いますがどうぞご了承くださいね。

*'05 2/24 「よど号犯妻」第三回公判 傍聴記録(1)
http://aoinomama13.seesaa.net/article/4181628.html
*'05 2/24 「よど号犯妻」第三回公判 傍聴記録(2)
http://aoinomama13.seesaa.net/article/4188157.html
*'05 2/24 「よど号犯妻」第三回公判 傍聴記録(3)
http://aoinomama13.seesaa.net/article/4199411.html
*'05 2/24 「よど号犯妻」第三回公判 傍聴記録(4)
http://aoinomama13.seesaa.net/article/4203840.html
*'05 2/24 「よど号犯妻」第三回公判 傍聴記録(5)
http://aoinomama13.seesaa.net/article/4224293.html
*'05 2/24 「よど号犯妻」第三回公判 傍聴記録(6)
http://aoinomama13.seesaa.net/article/4256931.html
*'05 2/24 「よど号犯妻」第三回公判 傍聴記録(7)
http://aoinomama13.seesaa.net/article/4397355.html
*'05 2/24 「よど号犯妻」第三回公判 傍聴記録(8)
http://aoinomama13.seesaa.net/article/4444919.html
*'05 2/24 「よど号犯妻」第三回公判 傍聴記録(9)
http://aoinomama13.seesaa.net/article/4463837.html
*'05 2/24 「よど号犯妻」第三回公判 傍聴記録(10)
http://aoinomama13.seesaa.net/article/4716940.html
*'05 2/24 「よど号犯妻」第三回公判 傍聴記録(11)
http://aoinomama13.seesaa.net/article/11837026.html
*'05 2/24 「よど号犯妻」第三回公判 傍聴記録(12)
http://aoinomama13.seesaa.net/article/11898105.html
*'05 2/24 「よど号犯妻」第三回公判 傍聴記録(13)
http://aoinomama13.seesaa.net/article/12488573.html
*'05 2/24 「よど号犯妻」第三回公判 傍聴記録(14)
http://aoinomama13.seesaa.net/article/12518214.html
*'05 2/24 「よど号犯妻」第三回公判 傍聴記録(15)
http://aoinomama13.seesaa.net/article/13207176.html
*'05 2/24 「よど号犯妻」第三回公判 傍聴記録(16)
http://aoinomama13.seesaa.net/article/13323012.html
*'05 2/24 「よど号犯妻」第三回公判 傍聴記録(17)
http://aoinomama13.seesaa.net/article/13374785.html
*'05 2/24 「よど号犯妻」第三回公判 傍聴記録(18)最終です
http://aoinomama13.seesaa.net/article/13588379.html

★こぼれ話★

《この日の裁判》
  傍聴券を求めて並ぶ場所があるのですが、今回3つの裁判の場所を作っていましたので、他の裁判って何かな?って何気なくボード(何の裁判か載っています)を見ました。傍聴券が必要な裁判は、同じ時間帯に3件ありました。どうりで報道関係者が多かったわけです。(納得!)

@旅券法違反・・・「田中協子被告」
A準強姦罪・・・「織原城二被告」
B傷害致死・・・「北澤優子被告」
 →オウム関係?のようです。信者を高熱のお風呂に入れて殺害したとか?

《社民党党首 福島瑞穂さん》
 石原都知事の「おばさん発言」の裁判もあったようで、正面入口で福島瑞穂さんに会ってしまいました。エンジ色のかわいいコートを着て「ニッコリ」笑って颯爽と?行ってしまいました。

★裁判の傍聴を希望される方に★ 裁判所ホームページより 

(1)法廷の傍聴は自由です。

 民事事件でも,刑事事件でも,公開の法廷で行われる裁判は,どなたでも自由に傍聴できます。傍聴するために,事前の申込みなどの手続は必要ありませんし,静かにされているかぎり,審理の途中に入室しても退室しても結構です。また,傍聴する方の年齢についても制限はありませんが,法廷内が騒がしくなると審理の妨げになりますので,乳幼児をお連れの場合は,傍聴を御遠慮いただくことがあります。 おおぜいの傍聴希望者が予想される事件については,裁判当日に抽せんなどの方法で傍聴券を配りますので,傍聴券を持たない方は,傍聴できないことになります。また,事件によっては,裁判所に来る方々の安全と円滑な審理のために,手荷物の検査をさせていただいたり,一度法廷から退室した後に再び入室することを御遠慮いただくことがあります。

(2)当日審理される事件の一覧表は正面玄関の守衛ボックスで見ることができます。

 正面玄関を入ったところにある守衛ボックスには,その日の事件の一覧表である開廷表が備え付けてありますから,どのような事件が,どの法廷で,何時から審理されるのかを知りたい方は,この開廷表を御覧ください。東京地裁では,土曜,日曜,休日と年末年始など特別な時期を除けば,急に思い立って来庁しても,どこかの法廷で事件の傍聴をすることができます。
 
 法廷が開かれている時間は,午前10時ころから正午ころまでと,午後1時過ぎから午後4時ころまでですので,参考にしてください。

(3)傍聴に際してのお願い

 審理の妨げにならないように静かにしてください。傍聴しながらメモをとることは自由ですが,事件関係者の方々のプライバシーを守るため,円滑な審理を行うために,法廷内での撮影や録音は御遠慮ください(裁判所の建物内及び敷地内での撮影も御遠慮いただいています。)。
 
 各法廷の入口には,「傍聴についての注意」という注意事項が書かれていますので,それをよく読んで,その注意事項を守って傍聴してください。また,事件の内容によって,裁判官から特別の指示が行われる場合がありますが,その場合はその指示に従ってください。

http://courtdomino2.courts.go.jp/K_home.nsf

*'05 4/12「よど号犯妻」第四回公判
http://aoinomama13.seesaa.net/article/13636423.html
posted by あおいのママ at 06:13| 千葉 晴れ | TrackBack(0) | よど号犯妻公判 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/3665096
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック