2007年03月15日

'06 12/12 北朝鮮人権大使サミット 小林ゆたかさん(参議院議員)

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*写真は第Uセッションの様子です。右から2番目の方が小林ゆたかさんです。

第Uセッション 大量難民流出にどう対応するか

《討論の主題》
 今夏の水害によって50万人が家を失い、10万トンの食糧が流されたとされ再び大規模な飢餓が憂慮されている。しかし、北朝鮮は先軍政治を標榜しミサイル発射、核実験へとひた走っている。

 国際社会の反発、国連決議による制裁措置の発動によって大量の難民が発生する現実的な可能性がある。又最悪の場合、北朝鮮崩壊がありうる。この問題に関する対策を急がなければならない時期が近づいているが、関係部署はどう対応するのか?


*事前に参加者に配布されました資料(講演内容)をテキストにしました。

 ご紹介いただきました自民党所属の参議院議員、小林ゆたかです。今日は演説の機会を頂き感謝を申し上げます。我が国においても近年、「北朝鮮難民と人権」に関する様々な展開があり、国民の関心が高まっているということ、また政治の分野においても様々な対応がなされていることを報告させていただきたいと思います。

 日本のすぐ近くにあって、核やミサイルの開発、拉致を含め人権の侵害を行う北朝鮮とは、そもそもどういう国家なのか?そして軍事独裁体制を指揮する金正日主席とはどういう人物なのか?こうした疑問に答える形でテレビや新聞・雑誌は北朝鮮の実情を連日大きく取り上げています。また苦しい生活を余儀なくされる、北朝鮮の国民の日々の生活風景や、中国や第3国に潜伏する脱北者の生々しい証言や映像も内外のメディアを通じて、流れています。こうした出来事をメディアが詳細に報道することで、関係者のみならず国民も、北朝鮮の人権状況についての認識を深めています。

 またこの4月から5月にかけて、拉致被害者の家族がワシントンDCを訪問し、議会で証言をし、ブッシュ大統領との面会が実現をしました。また家族が韓国を訪問し韓国の拉致被害者家族との面会も実現しました。

 こうした拉致関連のニュースも、国際社会では北朝鮮が如何に人権に対する配慮の無い国家として批判をされているかという解説と共に、報道されています。

 本年6月には、脱北者問題の背景にある北朝鮮の人権状況全般を改善するために、いわゆる「北朝鮮人権法」を成立させました。この法律の成立にあたっては、今日は中川正春議員が参加されていますが、民主党とともに議論を重ね共同提案をさせていただきました。与党と野党第一党で法律制定にあたったということも、日本において北朝鮮の人権問題が国民的な関心事となっていることを示しています。この法律では、政府に対し、脱北者の保護及び支援に関し、施策を講ずるよう努めることを義務づけています。

 また、自民党は、北朝鮮人権法の成立を踏まえ、党内に「脱北者に関する検討チーム」を設置し、日本として行うべき脱北者支援につき検討を行っています。

 さて、ご承知のように北朝鮮の人権問題を論じるにあたって、日本人として脱北者問題と共に重要な問題が、日本人拉致問題であります。

 2002年9月、拉致問題を進展させるとの決意を胸に、小泉総理大臣が、日本の総理大臣として初めて北朝鮮の地を踏んだ。小泉総理に対し、金正日国防委員長は、長年「捏造」として否定してきた日本人の拉致を認め、謝罪し、再発の防止を約束し、一部の拉致被害者及び家族の帰国も実現をしました。しかし、その後の北朝鮮の対応は不誠実といわざるを得ません。

 このような北朝鮮側の対応に対し、日本としては、引き続き、拉致問題の解決のために、北朝鮮側に対し、@生存者の帰国、A安否不明の拉致被害者の方々の真相究明、B拉致被害者の引き渡しを強く要求してきています。

 政府としては、「対話と圧力」という基本的な考えの下で、北朝鮮の誠意ある対応を引き出すべく、総合的に粘り強く努力していく考えです。

 このように、日本は、脱北者問題及び拉致問題ともに、その解決に向けた措置を講じています。しかし、多くの国々が関与する北朝鮮の人権問題の解決のためには、一国の力だけでは限界があります。すなわち、北朝鮮の人権問題の解決のためには、国際社会との連携や協力が不可欠なのは言うまでもありません。

 このような観点から、日本は、昨年12月に国連総会において初めて「北朝鮮の人権状況」決議が採択された際、決議の共同提案国として、EU等とともに採択に向けた外交努力を行いました。

 また、自民党においては北朝鮮問題に関する国際連携推進チームを設置し、広く人権状況の改善に熱心な国々、北朝鮮の人権状況の改善に積極なくに具に、外交関係を含め北朝鮮とのパイプを有する国々の政府、NPO/NGO、そして政党や議員との国際連携を様々な角度から検討し、北朝鮮の人権状況の改善、我が国にとっては特に拉致問題の全面的な解決の実現を目指すための取り組みを行っています。

 私もそのチームの事務局長として活動しておりますが、本年8月には、モンゴルにおいて開催された「北朝鮮難民と人権に関する国際議員連盟第3回総会」に自民党を代表して参加しました。この機会に多くの国々の政府や、組織、NPOが北朝鮮の人権問題に対して様々なかかわりを持ち、その状況の改善のために、努力を続けていることを、また脱北者からの証言を直接お聞きし、悲惨な現状を目の当たりにし、北朝鮮の人権問題の深刻さを改めて認識しました。

 核問題が大きくクローズアップされる一方で、現実的に、北朝鮮の国内情勢は不安定であり、更なる脱北者の発生や、食糧不足や体制の動揺などによっては、難民の大量流出も予想される状況です。

 日本は、現在北朝鮮に対して核開発を放棄させるとともに、拉致問題に対する誠意ある対応を迫るために経済制裁をはじめとする様々な働きかけを行っていますが、そのことが決して北朝鮮の人権状況を悪化させないように注意を払う必要があると考えます。

 また、難民の大量は東アジア地域に対して、大きな混乱をもたらすことになります。影響が予想される、韓国、中国といった関係国との連携はもちろんのこと、人権問題の改善に熱心な国々、国際機構、NPOなどとも、対応について協議をし、不安定性を増幅しないよう、日本としても積極的に取り組んでいくとともに、対応のための枠組みを構築する必要があると考えております。現在ある難民の受け入れの態勢も含め、人員や予算も十分でないとの指摘もあり、必要な対応を国会の場でも協議をしていきたいと考えています。

 日本としては、今回の会議の成果も一つの大きな契機として今後とも国際連携を深めつつ、北朝鮮に対し、人権状況の改善を促していく考えです。ご列席の方々からのご協力を改めてお願いをします。

終わり

*小林ゆたかのダイエット日記 12月12日(火)活動報告
http://kobayashiyutaka.blog46.fc2.com/blog-entry-323.html
*「北朝鮮難民と人権に関する国際議員連盟」第3回総会報告
http://aoinomama13.seesaa.net/article/22580591.html
*「'06 12/12 北朝鮮人権大使サミット」カテゴリ
http://aoinomama13.seesaa.net/category/2412171-1.html
posted by あおいのママ at 08:45| 千葉 晴れ | TrackBack(0) | '06 12/12 北朝鮮人権大使サミット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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