2005年05月05日
'05 1/27 「よど号犯妻」第二回公判
*写真は、東京地方裁判所正面門外から撮ったものです。報道関係者が何人かいて、なかなか写真が撮れませんでした。
あおいのママは2005年1月27日の午後、東京地方裁判所で行われた“よど号犯妻・田中協子被告”の第二回公判(旅券法違反)を傍聴しました。八尾恵証言によれば、田中協子被告は拉致被害者 有本恵子さんの教育係だったということです。
拉致被害者 松木薫さんの支援者の方から「今回も傍聴に来てほしい」という連絡をもらい、傍聴券を得るために地裁外に並びました。私は12時半頃到着したのですが、ボランティアの友人のSさんが30分前に到着して1番目に並んでいました。お疲れ様です。
私の前にはすでに数人のよど号犯の妻たちの支援者が並んでおり、後から来て割り込んできた方もいましたが、その方はいつもそのようにしているようです。しばらくして私たちの知り合いの方が到着したのですが、その方を見て「あの人誰?マスコミの人?」と話しているのが聞こえました。「ああ、あれは・・・。」とご存知のようでした。また「今回美女軍団は来るのかな?」「来ればいいのにねぇ」とサッカーワールドカップアジア最終予選(2005年2月9日埼玉スタジアム日本vs北朝鮮戦)のことを話しているのが聞こえました。
また並んでいる時に、今回のよど号犯妻の田中協子被告の女性弁護士が来て、向こうの支援者の方に何やら書類らしきものを渡しているのが見えました。後に松木さんの支援者の方から教えていただいたのですが、この弁護士は他のよど号犯の妻たちや従軍慰安婦問題などの裁判でも腕を揮ったかなりのツワモノということで、私たちの思いとは全然違う反する裁判などにも弁護をしているとのことで、色々とそういったことがすべて繋がっているんだなぁと思いました。
この日は前回の初公判の時とは違い、傍聴券を求める人たちは少なく、並んでいる方々すべてに券が行き渡りました。ブルーリボンを身につけた私たちは傍聴券をもらい、裁判所の職員の方に案内されて○○○号法廷に行きました。カメラや携帯電話、録音機などを含め男性は手帳以外の手荷物すべて預けなくてはいけませんが、女性は手荷物(バッグなど1つ)を持って入ることができます。ボディチェックを済ませて席に着きました。
しばらくして手錠と腰縄をかけられた田中協子被告が警察官に連れられて入廷しました。今回も傍聴席にいた他のよど号犯の妻たちや子どもたち、そして自分の娘ににっこり笑みをかけていました。私はその目は“洗脳されている目”だと感じました。「自分は悪い事は何一つしていない」という顔つきでした。
公判が始まってから拉致被害者 松木薫さんの弟・信宏さんが傍聴席に着きました。その時、私はメモをとることに夢中で松木さんに気づかなかったのですが、隣に座っていたSさんが「松木さんが来たよ」とこっそり教えてくれました。その会話を前にいたよど号関係者が聞いていたそうで、松木さんの方を見て何やら動揺していたように見えました。
今回の裁判ですが、まず最初に検察側から新聞等の写真・資料を被告に1枚1枚見せ、それを裁判長に提出していました。検察官は何となく頼りなさげな若い方で、マイクの音量がまだ入っていなかったのか、何て言っているのかはっきり分かりませんでした。それで報道席に座っていた男性が「何言ってるのか聞こえないよ」と野次を飛ばして裁判長に注意されていました。(終了間際にも何か言って、裁判長が「あなた、先ほども騒いでいましたね」と怒られていました)
裁判の内容は、日本を出てからどのようにしてよど号犯たちと知り合ったのか、夫の田中被告との出会い、よど号犯妻としての活動、旅券を返納できなかった理由、旅券法違反の裁判についての考え、これからの生活、家族への思い、その他色々と弁護士3人が被告に質問をしてそれに答えていました。ハキハキと自信を持って、そして考えながらゆっくり答えていました。時折涙を見せて、声を詰まらせてもいました。八尾恵証言による被告が有本恵子さんの教育係であったことなど、とにかく有本恵子さんの拉致のことなどは一言もありませんでした。「自分は北朝鮮工作員ではない」「偏見だ」「このような事件(旅券法違反)が二度と起こらないように訴えていきたい」そう言っていました。
裁判は午後1時半から始まり、午後3時半のきっかり2時間で終わりました。終了後、法廷を出ると、外に傍聴券を求めて並んでいた時に前の方にいた男性が検事さんに詰め寄り、職員の方たちに抑えられているのが見えました。向こうの支援者の方だと思います。
私たちはその後、場所を変え、拉致被害者 松木薫さんの姉・斉藤文代さん、弟・松木信宏さん、有本恵子さんのご両親、石岡亨さんの兄・石岡章さんと支援者メンバーが集まり、今回の裁判や現状についての情報交換をしました。途中皆さんは退席されましたが、有本恵子さんのお母さんの嘉代子さんが「よく眠れない」とおっしゃっていました。とてもお疲れのご様子で本当に胸が痛みます。私は「これからも応援しています、お疲れさまでした」としか言えませんでした。
これからも否応なしに戦いは続いてしまうのかもしれません。しかしご家族の皆さんがこうして私たちにもつらい状況を話してくださったということを忘れずに、これからも陰ながら支えていきたいと思っています。皆さん、本当にお疲れさまでした。次回の公判は、2/24(木)午後1時30分〜4時30分くらいの予定です。
*第二回公判の田中協子被告と弁護士のやり取りをメモをして傍聴記録レポートを作成しました。聞き取りに間違いやカン違いがあるかもしれませんがご紹介したいと思います。
*'05 1/27 「よど号犯妻」第二回公判 傍聴記録
http://aoinomama13.seesaa.net/article/3489719.html
★こぼれ話★
(1)あおいのママの失敗談
東京地方裁判所の正面の門の外から写真を撮りました。そして門を入って建物の写真を撮っていたら、入口に立っていた警察官がすごい形相ですっ飛んで来ました。「写真を撮ってはいけません」と注意を受けました。門内は撮影禁止だと知らなかったのでとにかく平謝りをして、デジカメに撮った写真をその場で消しました。門の外からなら撮っても良いそうです。
(2)同じ法廷で
今回も傍聴券が必要な裁判が貼り出されていました。私たちの傍聴したよど号犯妻の裁判と、午前中にある2件の裁判が掲載されていました。最初の裁判は“建造物侵入”。もう1件は傍聴券がパソコン抽選になっていました。「何か人気の裁判なのかな?」と何気に罪名と被告の名前を見て驚きました。「覚せい剤取締法違反 田代政」って書いてあったからです。あの芸能人だった田代まさしの裁判があったんです。傍聴席はそう多くはないのでパソコン抽選になったのでしょうね。外に並ぶ前に正面門にたくさんの報道関係者がいたのを見ました。「それでだったのね」と納得しました。
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