2007年02月02日

'06 12/10 映像とシンポで語る北朝鮮 李ミンボクさん(第2セッションにて)

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*メモから作成した講演要旨ですので、間違いのある可能性もあります。どうぞご了承ください。通訳は、北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会・関東支部長の宋允復(ソン・ユンボク)さんです。

【第2セッション シンポジウムにて】

 私は李ミンボクといいます。1990年に脱北し、95年に韓国に来て現在で11年になります。北朝鮮では科学院というところに勤めており、農業の専門家でした。

(風船プロジェクトの映像を流す)

 風船についてお話します。私は北朝鮮の人たちに情報を届けるには風船が一番いいと思いました。実はラジオも考えたのですが、お金が非常にかかるのでできませんでした。この風船プロジェクトは韓国政府よりアップしていると思います。

 大型風船に何万枚かのビラを運ばせます。(映像で説明)軍事境界線の北朝鮮まで1キロ地点でそれを飛ばします。こうするとレーダーにも引っかからないし、コストも低くでき、音もなく届くので非常に適切だと思います。

 北朝鮮の人たちはとても頭は単純です。ラジオなどの複雑な放送だと頭が混乱するはずです。しかしこのようなビラなら複雑に考えないで済むのです。一般の人たちは山に登ります。それは健康のためでなく、食べるために山に登るのです。そして山にある草や木の実を食べて生きています。山の中を歩き回るので、誰の目も気にせずに、風船で飛んできたビラを読むことができるんです。

 ビラの効果があるかどうか私たちは心配をしました。また自信もあまりなかったのですが、しばらくして思っていた以上の反応がありました。北朝鮮にいる人たちから「風船が平壌に届いて、それで金正日が怒っている」「ビラがたくさん落ちて来ています」という情報が入りました。

 少ないビラから始めたこのプロジェクトですが、北朝鮮の人たちは反抗心理が強く、外部の情報を知りたがっています。この風船によって外部と接触でき、閉鎖的な国ですが、口コミは広がりました。これらは人々が求めているニュースだったので、例えば夫婦だと、「お互いに落ちているビラのニュースを読んで来る」と二人で約束し合い、それを夜こっそり布団の中で話したりしています。口コミは保衛部(日本の警察庁みたいな)にも取り締まることはできませんから。

 そういうわけで、北朝鮮政府は「風船を飛ばす人間は要注意人物だ」と「これは韓国政府が支援する組織が行っている。けしからん!」と言っているそうです。まさか個人がやっているとは夢にも思っていないようなのです。そして北朝鮮は私に20万ドルの懸賞金を掛けて「このような人物は逮捕するように」と指名手配しています。私は「光栄だ!」と思っています。

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 ビニールのビラについてお話します。会場の皆さまにも実際にビラを見ていただきたいので回します。現在、ビニールのビラを使っておりますが、最初は紙を使いました。しかし風船で飛ばすには紙は重く、しかも切れやすく、雨や雪が降った場合には溶けてしまいます。その点、ビニールは残ります。10年以上も残ります。例えばビニールのビラに金親子の写真を載せれば人々は破る事もできません。しかし、ビニールのコストはどうしても紙よりかかってしまいます。

 北朝鮮に住んでいる拉致被害者、戦争の時に残った日本人、そして日本人妻の皆さんは、日本での自由な暮らしを知っていますので、北朝鮮での暮らしが一般国民よりも非常に苦しい感覚が強いはずです。皆さんは絶望的な状況にあると思われます。その皆さんに風船で希望を与える事ができると考えています。蝶々の効果と思っています。ビニールのビラが蝶々のように飛んで行き、それが北京からニューヨークへと届くハリケーン効果になるはずです。

 日本の蝶々が北朝鮮でハリケーンになると信じたいです。「あなたたちの事を忘れていない」と。人は希望を持ったら死ぬことはないのです。

終わり

*風船 飛んでゆけ
http://aoinomama13.seesaa.net/article/29598445.html
*'06 12/10 映像とシンポで語る北朝鮮 李ミンボクさん(第1セッションにて)

http://aoinomama13.seesaa.net/article/35392196.html
posted by あおいのママ at 06:42| 千葉 | TrackBack(0) | '06 12/10 映像とシンポで語る北朝鮮 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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