*1/14 TBS「報道特集」(1)
北朝鮮に異変 蝕まれる独裁体制(覚せい剤)
http://aoinomama13.seesaa.net/article/32253989.html
続き
北朝鮮 ニセ札も大逆流!
【ナレーター】
北朝鮮社会を蝕む覚せい剤の大逆流。こうした中、北朝鮮が外貨を獲得していたもう一つのモノも逆流し始めています。それは―。
【ハンナラ党・金文珠(キム・ムンス)議員】
「これはニセ札です。北朝鮮製のニセ札です。映像を見てください。」
【ナレーター】
100ドルのニセ札を指し示しているのは、韓国の野党ハンナラ党の金文珠(キム・ムンス)議員。国会で訴えています。(2006年3月)
【ハンナラ党・金文珠(キム・ムンス)議員】
「肉眼で見てもわかりませんし、相当な専門家でなければ鑑定が不可能です。2001年から10倍以上に増えています。」
【ナレーター】
ここ数年間で大量に流通したニセ札。アメリカ財務省の報告書は「北朝鮮政府が製造したニセ札のうち、およそ5000万ドル、60億円相当を押収したものの、およそ2200万ドル26億4000万円相当が流通してしまった」としています。
北朝鮮の手で大量生産され、国外で使われていたニセ札。しかしこれを「北朝鮮国内でも使った」と証言する人物がいます。
【元朝鮮人民軍衛兵・趙哲(チョ・チョル)氏】
「私の軍部隊は地下にあり、上に国家保衛部の印刷所がありました。そこでニセ札を大量生産していました。」
【ナレーター】
朝鮮人民軍で衛兵をしていた脱北者・趙哲(チョ・チョル)氏。彼は「1980年代後半、平壌にある国家保衛部の印刷所で友人からニセ札を渡された」といいます。
【元朝鮮人民軍衛兵・趙哲(チョ・チョル)氏】
「ニセの円を7枚、ドルを10枚受け取り、北朝鮮の外貨ショップで使いました。本物と変わらないくらいだったのでしょう。友達に『お前はこの金を使っているのか?』と聞くと、『いくらでも都合をつけてやる』と言われました。」
【ナレーター】
「ニセ札を北朝鮮国内の外貨ショップで使った」という趙哲(チョ・チョル)氏。その後、北朝鮮で出土した陶磁器などを中国で売りさばく仕事をしていましたが、その際の「経費の支払いにもニセ札を使った」といいます。
【元朝鮮人民軍衛兵・趙哲(チョ・チョル)氏】
「ニセの円やドルとしてではなく本物として使うのです。ニセ物の金を売って本物の金を集めて帰って来るのです。」
【ナレーター】
当時(1980年代後半)ニセ札は外貨獲得の手段であり、たまに国内で使われる事はあっても「主要な使用先は国外だった」といいます。しかし―。
【アメリカ・ブッシュ大統領】
「我々は北朝鮮に『紙幣を偽造するな』と強く言っている。」
【ナレーター】
アメリカの金融制裁によって監視が厳しくなりました。そしてニセ札の流れも変わりました。「RENK」が北朝鮮住民に対して行った聞き取り調査では、ニセ札が国外でさばききれず、北朝鮮国内に逆流している実態が報告されています。
《「RENK」の報告書》
「国境で密輸業者が今年始め、覚せい剤取り引きで61万円を受け取ったが、その全部が偽造貨幣であった。今年に入ってからヤミ市場に大量のニセドルを持ち込み、安く換金しようという人がたくさん現れている。」
【ナレーター】
報告書によると「ニセ札は北朝鮮のヤミ市場で本物の6割の価格で取り引きされている」といいます。
*'06 3/5 TBS「報道特集」北朝鮮ニセ札疑惑(1)〜(3)
http://aoinomama13.seesaa.net/article/14414118.html
*'06 12/10 TBS「報道特集」“新型”偽100ドル札(1)〜(2)
http://aoinomama13.seesaa.net/article/32747619.html
独裁体制を蝕む覚せい剤
【ナレーター】
ニセ札と覚せい剤の大逆流。北朝鮮の独裁体制に与える影響は―。
去年暮れ(2006年12月)に開かれた6か国協議。「核の放棄」を求めるアメリカに対し、北朝鮮はあくまでも「金融制裁の解除」を要求。両者の溝は埋まりませんでした。アメリカの金融制裁以降、顕著になった覚せい剤やニセ札の大逆流。それは北朝鮮という独裁国家にどんな影響を与えるのでしょうか?
【関西大学・李英和(リ・ヨンファ)教授】
「もう社会の根幹、もっと言えば独裁体制の根元が腐り始めている。しかし、悪影響があるという事がわかっていても、今の北朝鮮当局はそれを止めるつもりはないようですよね。行くところまでいくんじゃないかと。この(北朝鮮)社会はたとえ今独裁政権が倒れてもね、覚せい剤中毒のまん延で立ち直るのが難しくなるんじゃないかという危惧を抱きます。」
逆流した覚せい剤 北の独裁体制は・・・
【司会者・田丸美寿々さん】(スタジオにて)
「不足する外貨を稼ぐために麻薬やニセ札といった違法なビジネスに手を染めてしまった北朝鮮ですが、金融制裁によってそうしたビジネスが海外で難しくなったら、今度は自国民にそれを売って流通させるといった、そういう状況におかれてしまったようです。
李英和(リ・ヨンファ)教授によりますと『党や軍の幹部の間では、覚せい剤が一種の強壮剤のように日常的に使われている』というんですね。まぁこれでは『タコが自分の足を食べているようなもので、緩慢な自殺行為だ』と語っています。
北朝鮮もついにここまできてしまったかという感じなんですが、こうした状況がさらに市民の間にまん延してしまいますと、仮に体制が崩壊したとしても、その後国の将来、再建する時に大きな禍根を残しかねません。清朝末期のあのアヘンに蝕まれてしまったあの状況とダブらせているのは私だけでしょうか。」
終わり
ディレクター 長谷川まり子さん 富岡裕一さん 吉田豊さん
*皆さん、最後まで読んでくださってありがとうございました。(*^^*)/~~
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