2006年12月15日

'06 12/10 映像とシンポで語る北朝鮮 山田文明さん

山田文明さん.jpg

*撮影したビデオカメラより文字化しました。

【主催者挨拶 北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会代表】

 「北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会」代表の山田文明でございます。今日は朝早くからお集まりいただきまして本当にありがとうございます。今日は“北朝鮮人権侵害問題啓発週間”ということで、法律が出来て初めての取り組みとなりました。6月に「拉致問題その他北朝鮮当局による人権侵害問題への対処に関する法律」というものが出来ました。

 こういう日本版北朝鮮人権法、これが制定できるのではないか、というのが昨年から色々あったわけでございますが、今年に入ってまた再び急遽実際に実現する可能性もあると、何とかしよう、ということになりまして、6団体、「北朝鮮による拉致被害者家族連絡会」それから「特定失踪者問題調査会」「北朝鮮による拉致と人権問題に取り組む法律家の会」「北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会」そして今日の主催団体でございます「北朝鮮難民救援基金」及び「北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会」この6団体で共同で要請を行いました。この6団体が一緒に取り組んだ事としても、一つの画期的な事だったように思います。

 そして出来た法律に基づきまして、今日の集会・週間がまたスタートしたわけでございます。まだこの法律の内容について、実行ある政策が行われているとは決して言えないのでありますが、今日のこの啓発週間の取り組み、そして今日から1週間に渡って色んなものが取り組められます。こういう事の成果として、日本国内に北朝鮮にかかる人権問題がさらに理解されて、実行ある政策が政府によって行われるよう求めていくきっかけにしたい、と考えております。

 これまで北の人権問題あるいは核問題では、六ヵ国協議を中心に色んな事も取り組まれてきました。しかし現在までのところ、六ヵ国協議が具体的な成果を上げたとは何ら見えません。それよりも北朝鮮政府の対応としましては、国際的にどんな協定、どんな約束を結ぼうとも、その時からそれを守らない、それに反する行動をとっている、そういう政権である事はもうこれまでの経験から明らかだと思います。

 従いまして、六ヵ国協議を現状のようなまま続けていたところで、それは北に色んな、例えば核開発の時間とまた資金的な余裕も与えてしまう、そんな結果につながるだけだろうと思っております。色んな論調でも、この“対話と圧力”を主張して、その圧力をどうするか、というふうな議論もありますが、“対話と圧力”と言われてきたこれまでの政策そのものに大きな欠陥があるのではないかと、その事を考えるべきだろうと思っております。

 その欠陥の主要な点はどこかと考えますと、やはり北の政権の行動による被害者でですね、救えるべき人を即座に救っていく、そういう人権・人道という面から、やれるべき事をやっていない、この点に大きな問題があると考えているわけです。これまでの歴史で、拉致問題に対して日本政府の取り組みが非常に遅く、後手に回ってきた事はもう周知の事でありますし、すぐに救える人という事なら、中国に脱出して来た日本関係者を日本政府が保護していき、救っていく事はすぐに出来る事です。こういった脱北者を中心に救える人をすぐ救うという行動が、北の国内にも大きな変化を呼び起こしていく過熱を秘めたものであると考えております。

 世界の様々な地域の紛争においても、被害者を救出するという点で世界が行動を起こし、まぁ一人一人は名も無い庶民であります。その人たちを守るために世界が行動するような事が出来ない限り、北に対しても真に追いつめていく事は出来ないだろうと考えております。そういう上からも、こういう人権侵害に関する運動が展開される事を重要なものと思っております。

 今日は日本にとって北の人権問題、原点となるような帰国事業に関わるところで、日本の関係者が映画人が、北の映画人と共同して作った「千里馬」(チョンリマ)という映画、当時のいわゆる進歩的あるいは民主的と言われた映画人が、事実を検証する上でどんな課題があったのか、問題点があったのかを後のシンポジウムでも十分議論していただけると思います。今の時点でその映画を観て、当時の一つの風潮を知る上でも非常に大事なものがあると思っております。

 もう一つの「ソウルトレイン」は、脱出した人たちが自由の地、安全な地を求めてソウルを目指す、それを支援する人たちの実像であります。そういう貴重な一つの映像をもとに今の問題を考えていっていただきたいと思います。最後まで長時間になりますが、どうかよろしくお願い致します。(大拍手)

(高柳俊男さんのお話に続く)

*'06 12/10 映像とシンポで語る北朝鮮 高柳俊男さん(第1セッションにて)
http://aoinomama13.seesaa.net/article/34308727.html

*北朝鮮人権侵害問題啓発週間 北朝鮮難民救援基金HPより
http://www.asahi-net.or.jp/%7Efe6h-ktu/topics061121.htm
*「'06 12/10 映像とシンポで語る北朝鮮」カテゴリ
http://aoinomama13.seesaa.net/category/2412170-1.html
posted by あおいのママ at 04:50| 千葉 雨 | TrackBack(0) | '06 12/10 映像とシンポで語る北朝鮮 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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