
*写真はすべてあおいのママの撮影です。
祝日の23日、あおいのママは東京新宿歌舞伎町の新宿ミラノ1で上映された「めぐみ-引き裂かれた家族の30年」を観に行きました。先日友人のSさんから「劇場一般公開前に映画祭で上映される」という情報を教えていただいたので、すぐにチケットを手に入れて、そして二人で行くことになりました。試写会を含めSさんは3回目、私も2回目の鑑賞です。

映画館に着くと、この日は全席指定だったのですが、開場前にもかかわらず大勢の方が並んでいまして、映画の関心の高さにとてもうれしく感じました。私たちも外でしばらく並びました。館内外に報道関係者が多く集まっていたため、「一般公開前だけど、映画祭だからこんなに多いのかなぁ?」と少し不思議に思いました。それで会場に入ってからわかったのですが、この日横田さんご夫妻や塩崎恭久官房長官ご夫妻も会場にいらしていて、その取材で大勢の方が集まっていたようです。
私たちは別々の席(ほぼ端と端)に着き、上映時間の午後4時を待ちましたが、館内は若い人が結構多くて驚きました。ちなみにママのお隣は若い男性が一人で観に来ていまして、上映中、時々涙を流しているのがわかりました。(報道では650人の方が鑑賞されたということです)

時間になり、すぐに上映されるのかと思っていたら、スクリーン前の舞台に司会者の女性が現れました。映画の簡単な説明とクリス・シェリダン&パティ・キム監督のビデオメッセージが流れ、座席の塩崎恭久官房長官ご夫妻の紹介、そして横田滋さん・早紀江さんご夫妻が登場し、少しお話されました。まさか一般公開初日でもないこの映画祭にいらっしゃるとは知らなかったので、毎日のようにどこかに飛び回っているお二人のことを思うとお気の毒でなりませんでした。
舞台あいさつより
【横田滋さん】
「あまり拉致について関心のない方にこそ、ぜひ見ていただければありがたいと思っています。」
【横田早紀江さん】
「『私だったらどうするだろうか?』っていうところから見ていただくと一番よくわかりますので、『早く解決しなければ』という思いになっていただきたくて・・・。」
ニュースにもありましたように、「中学生・高校生・大学生など、(拉致された時のめぐみさんと)同じ年頃の若い人たちにも見てほしい」とおっしゃっていました。
*「若者にぜひ見てほしい」 めぐみさん映画で両親訴え
神戸新聞WEB NEWSより
http://www.kobe-np.co.jp/kyodonews/news/0000174815.shtml
横田さんご夫妻は観客の皆さんへあいさつされた後、舞台上で映画ポスターのパネルをバックに報道関係者のための写真撮影(数分)に応じ、その終了後、映画「めぐみ-引き裂かれた家族の30年」が始まりました。映画の内容については以前にフジテレビの番組「とくダネ!」で詳しく放送されていました。その文字化テキストがございますので、そちらをご覧になっていただければかなりわかると思います。(テレビから撮影した写真もあります)
*10/16 フジテレビ「とくダネ!」
日本人が描けなかった拉致問題 横田夫妻30年の闘い
http://aoinomama13.seesaa.net/article/26554346.html
映画の始めの方に、めぐみさんが拉致されて1年半後、家出人捜索番組に出演され訴えかけられた、ご家族の苦しみ悲しみが切なく胸を打つそんなシーンがあります。1979年あの当時、もしかしたら私たち、そして皆さんも番組を見ていたかもしれないシーンです。当時私は子どもで、番組で多くのご家族の必死な訴えを何気に見ていたかもしれませんが、でも当事者以外はあまり覚えていないでしょうね。あの頃、同じような番組がたくさんありましたし・・・。とても悲しくなるシーンでした。
横田早紀江さんが番組で訴えるシーン
「めぐみちゃん、あなたが本当に自分で出て行くとはどうしても思えません。あの暗い道で何かがあったんじゃないかとそればっかり思って、どんなつらい思いで暮らしているのかと思うと、もう本当にどうしていいのかわからない状態です。どうぞ元気でいるのなら、たった一言でいいですから、電話なりはがきの一本なりよこしてください。全国の皆さん、どうぞこの子をどこかで見かけたりしましたら、どんな小さな事でも結構でございますので、お知らせいただきとうございます。よろしくお願い致します。」
また、映画の中で街頭に立って助けを訴えるシーンがありますが、横田滋さんにチラシを叩きつける方がいるんです。講演会でも早紀江さんがよく「当時はなかなかチラシを受け取ってもらえなかった」とお話しされますが、街頭活動をしていてこのような経験をされた方もいらっしゃると思います。私たちも何度かありました。人の優しさ温かさをありがたく思う一方で、非情さ冷淡さも実感しました。そんな時、ご家族の皆さんの苦悩を思い、自分を励ましたりすることもありました。家族会の皆さんが活動を始めた頃はなかなか世間の皆さんに振り向いてもらえなかった、それがよくわかるシーンだと思いました。
その他、飾り気のない、素顔のご家族の様子がうかがえるシーンもいくつかあり、そういったシーンがまさか映画に使われるとは思ってもみなかったそうですが、作り物ではなくすべて事実なので、観ている人にストレートに伝わってきます。本当に日本人の視点では描けない映画だと思いました。
*2004年7月、選挙投票日の事務所内の様子です。多くの報道陣の中にクリス・シェリダンさん、パティ・キムさんが撮影していました。
個人的には2004年の増元照明さんの参議院選挙の際のシーンで、ママもパパもSさんも仲良しのAさんもちょっぴり出演?しているので、一応映画デビューしたとカン違いしている私たちなんですが、選挙を手伝った皆さんが結構映っていますので、心当たりのある方はぜひお薦めします!(^^)

映画終了後、目を真っ赤にして余韻を持ったままの観客の皆さんが、ホールで横田さんご夫妻に励ましの言葉を伝えていました。そしてたくさんの報道陣に囲まれながら、一人一人に誠実に答えるお二人の姿がありました。早紀江さんがたまたまSさんと私に気がついてくれましたので、私たちは会釈だけしてその場を去りました。
その際、日本テレビの「ザ・ワイド」の取材班が「インタビューさせてください」と声をかけてきました。私たちは恥ずかしくて遠慮したのですが、結局インタビューを受けることになってしまいました。カメラを向けられながらリポーターの方の質問にいくつか答えたのですが、もうあがってしまって何を話したのかあまり覚えていません。ただ、「めぐみさんを含む拉致被害者、そして特定失踪者の皆さんすべてを一刻も早く取り戻さなければ」というようなことを言ったのは覚えています。残念ながら?番組ではボツになったようですので、かえってホッとしました。
映画館を出ると外はもう暗くとても寒かったです。新宿東口駅前には若い人たちが大勢待ち合わせをしていましたが、そこはブルーのイルミネーションがとてもキレイだったので、私たちは映画「めぐみ」のパンフレットを持ちながらお互いに写真を撮りました。(少しでもアピールできたかな?)その後、この日仕事だったパパと待ち合わせをして、一緒に食事をしながら映画館での出来事を話し、そして帰宅しました。Sさん、一日お付き合いありがとうございました。
どうか多くの皆さんが映画「めぐみ-引き裂かれた家族の30年」を観てくださいますように、大ヒットしますように、心より願っております。
*映画『めぐみ-引き裂かれた家族の30年』公式サイト
http://megumi.gyao.jp/
*6/27 映画「アブダクション(拉致)」上映会
http://aoinomama13.seesaa.net/article/24989157.html
*パンフレットです。流浪の民 (シューマン作曲 石倉小三郎訳)
ぶなの森の葉隠れに宴寿ひ(うたげほがい)賑はしや
松明明るく照らしつつ木の葉敷きてうついする
これぞ流浪の人の群れ 眼光り髪清ら
ニイルの水に侵されて きららきらら輝けり
燃ゆる火を囲みつつ強く猛き男やすらふ
女立ちて忙しく酒を酌みて差しめぐる
歌い騒ぐその中に南の国恋ふるあり
悩み払う祈言(ねごと)を語り告ぐる女(おうな)あり
愛し乙女舞出でつ
松明赤く照り渡る
管弦の響き賑はしく
連れ立ちて舞ひ遊ぶ
既に歌ひ疲れてや 眠りを誘ふ夜の凪
慣れし故郷を放たれて 夢に楽土求めたり(めぐみさんの独唱)
東空の白みては夜の姿かき失せぬ
ねぐら離れ鳥鳴けばいずこ行くか流浪の民
いずこ行くか流浪の民 いずこ行くか流浪の民
流浪の民




