2006年03月09日

'06 3/5 TBS「報道特集」北朝鮮ニセ札疑惑(3)

*3/5 TBS放送の「報道特集」を文字化テキストにしました。

北朝鮮で作られたという100ドル札。怪しく輝く液体。金日成主席の頭髪との関連が・・・。

*'06 3/5 TBS「報道特集」北朝鮮ニセ札疑惑(1)
http://aoinomama13.seesaa.net/article/14414118.html
*'06 3/5 TBS「報道特集」北朝鮮ニセ札疑惑(2)
http://aoinomama13.seesaa.net/article/14441708.html

続き

【ナレーター】
 こうした中、ついにニセドル札と北朝鮮との接点が浮かび上がった。鑑定を依頼した松村氏から緊急の呼び出しを受けた。一体、何があったというのか?

【松村喜秀さん・偽造通貨鑑定家】
 「えーと、今回非常に面白いと言いましょうか、大きな事件と言いましょうか、それを今回発見をしましたので・・・。」

【ナレーター】
 松村氏はおもむろに特殊なライトを取り出した。

【松村喜秀さん・偽造通貨鑑定家】
 「ライトをあてますと“ニセ”の方はここに丸い月のように見えてきました。ちょうどこの部分というのは裏側を見ますと、このマークに古いインクが使われています。これは非常にまれに見ると言いましょうか、今までに見たことのないそういうインクを使っている部分なんです。」

【ナレーター】
 “アメリカ連邦準備制度理事会”の印章。その黒インクに重大な秘密が隠されていた。

◆偽札鑑定 黒インクの秘密◆

【ナレーター】
 紫外線を発する特殊なライトをニセドル札の裏側から照射する。すると何故か印章の部分だけが白く浮かび上がった。続いて本物のドル札の印章に紫外線をあてた。しかし印章は浮かび上がってこない。ニセドル札の印章の不可思議な現象。これは何を意味するのだろうか?

 紫外線をあてると浮かび上がるのは“発光インク”と呼ばれる特殊なインクのみ。つまりあの印章の印刷機は“発光インク”が使われていたことになる。一体何故、ニセ札の印章の裏側が光ったのか?そのメカニズムはこうだ。これは紙幣の断面を拡大したイメージ図。黒インクに“発光インク”を混ぜて使用した場合、黒い部分だけが紙に付着し、発行インクは紙を浸透して裏面に染み出る性質を持っているという。

 私たちはアメリカの財務省に「100ドル札の印章に“発光インク”が使用されているかどうか」を尋ねた。しかしアメリカ財務省担当者は「セキュリティ上の問題で一切答えられない」という。かつて大蔵省印刷局に勤めていた人物に“発光インク”の使用方法について尋ねると―。

【植村峻(たかし)さん・紙幣研究家(元大蔵省印刷局)】
 「この“発光インク”というのは日本でもそうですが、世界でも、一般の方が市販のブラックライトをあててはっきりと図柄がカラフルな色が見えることが一番の目的なんですよね。“発光インク”を黒い(インクの)ところに入れてしまったのでは何も見えないわけですから。原則的には普通はそういうことはしないんじゃないかと思いますけどね。」

【ナレーター】
 通常“発光インク”は単体でのみ紙幣に使用される。「他の色インクと混ぜて使用するということは考えにくい」という。ところが“あの国では”この特殊な方法が用いられていた。

ニセ札疑惑 頭髪に潜む接点

【松村喜秀さん・偽造通貨鑑定家】
 「これは北朝鮮の100ウォンの本物です。北朝鮮の本物です。」

【ナレーター】
 北朝鮮の100ウォン札。その故金日成主席の頭髪にある秘密が隠されていた。

◆偽札鑑定 故金日成主席の頭髪に秘密◆

【松村喜秀さん・偽造通貨鑑定家】
 「同じようにこれを照らしてみますと、ビックリするようなことが起きます。このように“頭の部分”“目の部分”この“黒い部分”がそのまま裏側の方に映し出されております。」

【ナレーター】
 見事に頭髪と眉毛の形に“発光インク”が浮かび上がった。故金日成主席の頭髪にもニセドル札の印章と同様に、黒インクに“発光インク”が混ぜられていたことが判明した。

【松村喜秀さん・偽造通貨鑑定家】
 「これ(本物ウォン札)とこれ(偽物ドル札)は同じ場所で造られた可能性が非常に高いです。同じような似たような材料を使って、似てるような工場で、同じような方法で造られた可能性が非常に高いと思います。」

【ナレーター】
 ますます色濃くなったニセ100ドル札と北朝鮮との接点。アメリカのブッシュ大統領は「北朝鮮がドル札の偽造を止めない限り経済制裁を解除しない」方針を打ち出している。それに対し北朝鮮は反発を強め「六ヵ国協議、次回会合への出席を拒否」し続けている。北朝鮮のニセ札製造疑惑。その解明が今後の情勢を大きく左右しそうだ。

【司会者・田丸美寿々さん】(スタジオにて)
 「今回入手したニセドル紙幣は、かつて見つかった“スーパーK”よりも格段に精巧に出来ていまして、俗に“スーパーZ”と呼ばれているそうです。

 さて、これは本物の100ドル紙幣です。で、ここにあります黒い“アメリカ連邦準備制度理事会”のマーク、まぁ日本でいうと日銀のマークなんですが、ニセ物はこれが黒い“発光インク”で刷られていますので、後ろから特殊なライトをあてますとこの辺りが白く光るんですね。そしてこれは本物の北朝鮮のウォンです。この金日成主席の髪の部分がですね、同様の黒いインクで刷られていまして、裏からやはりライトをあてますと髪の毛や眉の部分が白く光ります。

 さてそうなりますと、同様のインクで同様の印刷方法で刷ったということは、『北朝鮮がニセのドルを造っている可能性が極めて高い』ということになるんですが、では何故わざわざそのインクを使うのでしょうか?松村さん、あの鑑定家の松村さんによりますと、推測ですが一つは『北朝鮮が自ら造ったニセドルを見分けるため』、もう一つは北朝鮮はインクを海外から輸入しているのですが、『アメリカがあえて輸入インクの中にこの“発光インク”を紛れ込ませることで、北朝鮮がニセドルを造っている証拠を掴むため』という見方があるようです。

 さあ、どうなんでしょうか?いずれにせよ、あさって('06年3月7日)米朝協議が開かれます。そこではアメリカは“動かぬ証拠”を北朝鮮に突きつけることになるんでしょうか?」

終わり
posted by あおいのママ at 08:10| 千葉 | TrackBack(1) | 報道番組テキスト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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