*11/13 第16回大宮講演会に参加しました
http://aoinomama13.seesaa.net/article/9366165.html
*講師「山田文明(やまだ ふみあき)」さんの自己紹介
http://aoinomama13.seesaa.net/article/9667106.html
*'05 11/13 第16回大宮講演会 山田文明さん(7)
http://aoinomama13.seesaa.net/article/13138280.html
*撮影したビデオカメラから文字化しました。
(・・・は聞き取り不能です 多少読みやすいように変えております)
続き
そんな中で2003年4月の始めのことでありました。日本から北朝鮮へ家族とともに連れられて、子どもの頃に渡って行った女性、申貞愛さん(シンジョエンさん?)という方がいらっしゃいます。この方が北朝鮮を脱出してですね、娘さんとともに韓国まで上手く入ることができていました。韓国にいました。
この人から「中国に自分の息子2人と次男のお嫁さんと子ども2人、それから姪の6人が今中国まで来た。何とか助けてくれ。日本へ行かせたい」という話でありました。その他にもこの時、同じくらいの人数の問題がありましたし、もう1人、別なところである女性から「中国にいる。何とかしてほしい」というような連絡が日本の別な親族にありまして、それからまた私たちの方へ連絡がありました。
外務省にも「こういう人たちが中国にいる。何とか救いたい」「何とか外務省の力をお借りしたいんだ」と「やってほしい」ということをお願いに行きまして、4月から何度にも渡り外務省を訪問することが繰り返されました。
そんな過程でですね、そのまず1人の女性は取りあえず安全な場所にかくまってもらえていましたからいいとして、残りの6人は北京まで移動しました。北京のある理解者の家にかくまってもらったんですわ。
何しろ6人でしょ。それは大変ですよ。皆さんのご家庭でも考えてみてください。6人突然来たと。まぁそりゃあ「かわいそうな人で、命懸けで来たんだなぁ。何とかしてあげよう」となりますけれども、それは1週間・10日間は皆さん我慢していただけるでしょ。でも何ヶ月も居たらそれは大変なことですよ。しかもそれが中国の警察に分かれば一緒に捕まっちゃうんですからね。
それで何とかそこにお願いをし、「生活を送りながらもうちょっと我慢してくれ」と言いながら、「何とかしてくれ」ということで外務省と話をしていたんでありますが、「何か良い知恵がないかと日夜考えているんですが」と、まぁ返事はくるんですけれども、「韓国政府も動いてくれない。向こうとも連絡を取っているんですが」という返事のままですね、どんどん時は過ぎ去っていくわけです。
それで中国のかくまっている所からはですね、「もうダメだ、他の場所に移動してくれ。部屋も空けてもらわないとダメだ」ということで、急遽別な所を用意して移動してもらったんであります。
そうしたら移動した日の夜中、また連絡がきましてですね、夜になってからこれが意味がわからないんですけど、向こうの言葉で言えば「水道局の人が何人いるか確かめに来た」んですね。で、「ワッとたくさんいる」と。6人とあと支援者の人たちといますからね。「『どこから来たんだ?』ということになって困った」と。それで「『ともかく明日もう一度来るから』と言って帰って行ったがどうする?」と言うわけですよ。
そこでですね、脱北者が見つかってしまったら大変ですから「しょうがない」ということで、急遽元の所に戻るか何かしなきゃということで、元の所はご主人はね、「もうそんなことならしょうがない、戻って来い」と言ったんですけどね、奥さんがもう怖がっちゃって、「そんなことで家に来られちゃかなわない」そういうことで「ダメ」って言われちゃいまして。
「それではどうするか?」で、まぁともかく向こうの宿へとりあえず入ってもらって、そして別の所が、「部屋を明日片付けたら来て良い」という所があったんで、移ってもらったと。
こんなことで本当にもうヒヤヒヤしながら何が起こるかということで、何とか次の所に移った。しかしそこも期限付き。それが7月の始め頃でした。「8月に入ったらもうダメですよ」と言われていたわけですけど。「何とかしなければ」ということでしたが、なかなか外務省の方「上手く手が見つからない」というようなことでありました。
それで、もうこのまま放って置いてはダメだ。何かしよう。一つは南方の方・・海岸・・の行程を歩んでもらう。もう一つはどこか。保護してもらうために駆け込めないか、ということでありました。それで経験のあるいくつかの方や、実績のある韓国の諸団体とも、直接韓国まで行って実情を聞きながら、「そちらの動きはどうなのか」ということを確認しながら色んな相談をしました。
それで、残念ながらその時の条件として、幼い子どものうち、小さい子どもの、あの時で3つになっていなかったかなぁ、そのぐらいの子がですね、北京にいる時ちょっと高熱でね、中国の家庭の子どもたちと一緒にいてずっと病院に行っていたんですよね。で、ようやく熱は下がったけれども、何ヶ月もの過程、医者も何もいないジャングルをどうなるかわからない所を駆けて歩いて渡る。それはもう無理だろうと思いました。危険です。成功する可能性もどのくらいかわからない。それで、それならもう中国国内でどこかで保護してもらおうと。
まぁそんなことから、まだあのこういう事例がなくって、幾分可能か?ということで、上海という道を考えたわけであります。7月、今から考えたらそういう行動自体がやっちゃいかんのだと、後ろから言われる批難もありうるでしょうが。
(テープ交換のため中断)
武装警官がいる。武装警官というのは警官と軍隊の間でしてね、機関銃持っているんですよ、日常。機関銃持ってずっとそこにいるんですよ。そんなのを見ながらね、「ここの連中を押しのけて入れるか?」というと「それは無理だ」と。こちらも怯えてしまいまして、そして見て回った中の日本人学校、そこがちょうど工事していましてね、まだ工事中でしたから一部塀が開いているんですよね。そこから入ることはできるなと思いました。
そしてすぐに日本領事館に電話をして、依頼をすれば中国国内よりも早く来てくれれば何とかなる。まぁそういう一つの可能性に賭けざるを得なかったのです。こちらも追い詰められてしまってですね、そんな決断をしたわけであります。最終的にそうすることを決めたのは実はその決行を決めて上海に入り、全員を上海に集めて、決行する当日のことでありました。
*上海拘束事件とこれからの課題《資料より》
http://aoinomama13.seesaa.net/article/9764054.html
(9)に続く
*'05 11/13 第16回大宮講演会 山田文明さん(9)
http://aoinomama13.seesaa.net/article/13552906.html
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