2006年02月09日

'05 11/13 第16回大宮講演会 山田文明さん(6)

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*11/13 第16回大宮講演会に参加しました
http://aoinomama13.seesaa.net/article/9366165.html
*講師「山田文明(やまだ ふみあき)」さんの自己紹介
http://aoinomama13.seesaa.net/article/9667106.html
*'05 11/13 第16回大宮講演会 山田文明さん(5)
http://aoinomama13.seesaa.net/article/12871633.html

*撮影したビデオカメラから文字化しました。
(多少読みやすいように変えております)

続き

 後ろの方11ページに「北朝鮮強制収容所配置図」というものがあります。これについてはこのような航空写真もございます。(写真を見せる)これ、もしご興味があれば、インターネットでですね、私たちのホームページ、カタカナで「カルメギ」これは“かもめ”という意味なんですけれども、「カルメギ」という言葉で検索していただいてご覧いただくとそのホームページの中に出ております。

*衛星による強制収容所の画像
http://homepage1.nifty.com/northkorea/gulag1.htm

 おそらくアメリカの航空衛星から撮ったものですけれども、時間帯のせいなのか人影が全然見えません、この写真では。

 そして、その政治犯の収容所の他にですね、様々な名目の犯罪者を入れていく場所があります。その中の一つは「教化所」。教育の教に、化ける、「教化所」(きょうかしょ)。あるいは重労働をさせる「管理所」。あるいはまず一時的に放り込んでいく「集結所」(しゅうけつじょ)。

 色んな名前の組織が国家保衛部のもとに、あるいは“人民保安省”になりましたかね、前は“社会安全部”と言っていましたけれども、そういう、これがあの警察機構です、国家保衛部は秘密警察・政治警察ですね。そういったもののもとに色んなものがあってですね、そこへ放り込んでいくわけであります。

 何かの理由で「あいつは危険分子だ」というふうな判断をされますと、されていることも本人も家族もわからない。しかしされますと、仕事に行って、お父さんはそこからはまったく帰って来ない、連絡も何もない、行方不明、だということが突然起こるわけですね。何の連絡もないわけです。

 そう思っているうちにある夜、保衛部の連中が夜中に来てですね、音も立てずに全員を拘束して連れて行くんです。隣に住んでいた人たちの話として「朝起きたら隣の一家がいなくなっていた。家財道具も何もない」と「別に音はしなかった」と言うわけですね。しかしそれは政治犯としてやられたんだ、ということです。

 それで前兆がないわけですね。そういう不安を抱きながら、向こうの人たちは日常を送っているわけです。いつ自分にそれが降りかかるかわからない。もうともかく色んな理由をつけられますし、何か問題が起こったら誰かに責任を被せられるわけですね、摘発しなければ許されませんから。そうすると誰かをやっちゃう、ということであります。そういう恐怖の中で生きているわけであります。

 この体制の中で、人々が自由を奪われ、そしてひそかに日本のことを思いながら、帰国者や当然拉致被害者の人たちも毎日を暮らしているのが現状でございます。

 そして政治犯と見なされますと、もう裁判なんてありません。そういう判断が下された、どこかで、それがすべての最終決定であります。そして収容所へ放り込まれれば基本的に一生出て来ることはできませんし、長年生きることも極めて難しいわけであります。

*'04 11/2 国際シンポジウム デビット・ホークさん(1)〜(3)
http://aoinomama13.seesaa.net/article/10531442.html
*'04 11/2 国際シンポジウム 金 英順さん(1)〜(3)
http://aoinomama13.seesaa.net/article/10712128.html

 皆さんが収容所の一端を知る上では最良の本は、姜哲煥(カンチョルファン)と安 赫(アンヒョク?)という二人が書いた「北朝鮮脱出」という本ですね。姜哲煥(カンチョルファン)がブッシュ大統領にも会いましたからどんどん有名になっていますけどね。私たちも2回ほど招いて('05 11/13時点)その当時は無名でありましたけれども、本当にいい青年であります。

 なかなか優秀で、彼が話す内容は本当にそのまま文章にして活字にできる、本当にまとまった話をしっかりする、そんな話からこの青年はまぁ「いい青年だなぁ」と思っておりましたけれども、姜哲煥(カンチョルファン)安 赫(アンヒョク?)二人が自分の収容所体験を記した本であります。

*北朝鮮脱出〈上〉地獄の政治犯収容所 〈下〉氷上の逃走 文春文庫
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/416710914X/kaoru-22/
*永田町の水槽 酔夢ing Voiceさんより
http://nishimura-voice.seesaa.net/article/4552374.html

 この姜哲煥(カンチョルファン)は、京都にいた在日コリアンの家族であります。北朝鮮に行ってから生れたのでありますが、お父さんが突然いなくなった、その後収容されていくんです。お祖母ちゃんが熱心な北朝鮮の支持者ででしてね、お祖母ちゃんの説得で一家は帰るわけですけども、お祖母ちゃんは「自分のせいでお前たちをこんな目に遭わせた」ということを嘆きながら亡くなっていくわけであります。

 そこで9年間過ごし、そして脱出。9年間過ごした後は一応釈放されるんですね。これはもう家族ですから、収容所でもそんなに特に厳しい所ではなかった。それでもその生活は悲惨なものであります。その辺で見つけたものはなんでも食べることで、ようやく姜哲煥(カンチョルファン)は生き延びたんです。そうしなければ死んじゃうんですね。

 カエルを見つけては食べる。そして未だ言っていたのは「かつてこれまで一番上手くて食べたのは何だかわかるか?」とそう言うのはですね、「ネズミを見つけて捕まえて、その足を焼いて食べた。あの時のね、『うわぁーうまい』と思った、その感激はそれ以上うまいと思うものはまだない」と言うんですね。そんな生活をして、そういうことをもした者だけが生き残る世界であります。そういうところから脱出する。

*カルメギ特別号 2003.9.6より
 「ひどい詐欺の犠牲になった北朝鮮帰国在日朝鮮人」姜哲煥

http://homepage1.nifty.com/northkorea/tokubestugo.htm

 それから安明哲(アンミョンチョル)という人がいます。安明進(アンミョンジン)さんは色々証言で有名ですけれど、そうじゃありません。安明哲(アンミョンチョル)という人はこの収容所の守衛兵、兵士でありました。収容所のね、警備兵でありました。

 そしてその中でどんな虐待が行われているのか。これはもう本当に驚くあまりであり、特にその、そこにおける女子収容者に対する虐待は凄まじいものであります。私は学校で教師をしておりますが、学生に「読め」と言うことをためらっております。特に女子学生に「読め」とは私、言えない内容であります。それほどのひどいことが行われていると記憶しております。特に実態を知る上で貴重だと思います。

*安明哲(アンミョンチョル)証言 2003.9.11 松山集会
http://homepage1.nifty.com/northkorea/matsuyama1.htm

 収容所の中での虐待は、もう気に入らなければ殴る蹴る。そしてその結果死んだってまったく罪を問われない。何故なら収容者はもう政治的生命を奪われた、失った、あるいは政治的生命を捨てた人間。もう動物的生命しかないんだと、その価値もない、ということです。本当にそう扱われるんです。犬猫以下ですよ。もう政治的生命を失ったような人間にね、生きている価値もないのに、生かしてやっているんだ、という程度なんですね。そんな扱いを受けているんです。

 そして皆さんご存知の今年になって色んな映像も出ました、公開処刑。こういうものも頻繁に行われた時期がたくさんありましたね。脱北者の中でもそれを見せられた人は数多いわけであります。そういうもので支配してきている、北朝鮮はこういう社会体制でございます。

*CNN、脱北者を処刑する北朝鮮の実像を放送
 電脳補完録さんより

http://nyt.trycomp.com:8080/modules/news/article.php?storyid=4534

(7)に続く

*'05 11/13 第16回大宮講演会 山田文明さん(7)
http://aoinomama13.seesaa.net/article/13138280.html
posted by あおいのママ at 00:29| 千葉 雨| Comment(0) | TrackBack(0) | '05 11/13 日本再生フォーラム講演会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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