2006年01月02日

'04 1/12 茨城県民集会INみと 蓮池透さん(1)

pic_0111.jpg

*'04 1/12 「第3回茨城県民集会INみと」に参加しました
http://aoinomama13.seesaa.net/article/11258117.html

*撮影したビデオカメラから文字化しました。
(・・・は聞き取り不能)

(関係各位にお礼の言葉)

 さて、昨年の7月31日をもって私の弟と祐木子が拉致されましてから、ちょうど四半世紀が経過しました。四半世紀と言いますればオリンピックが6回、ワールドカップが・回、生まれた子どもが成人してバリバリ働く、そういった年月に相当すると想像いたします。しかし、いまだ拉致問題は四半世紀もたっているのに解決しておりません。これほど長きに渡って日本人の人権が侵害され続けています。

 昭和53年の7月31日に、弟と祐木子が拉致されました。これは誰もがデートし、散歩するような普通の海岸でございまして、そこに不法侵入して来ました北朝鮮の工作員の手によって暴力的に、これ以上ない凶悪犯罪であり、人権蹂躙であり、国家主権の侵害、国家テロだということは間違いありません。

 まあこういう普通の海岸で拉致されたということは、他のどなたにも拉致される可能性があったということでありまして、そういう危険な状態がいまだ継続している可能性があるわけでございます。もし・・ならば私たちと同じような目に皆さんお遭いになるということは明白でございます。ここの国民である限り・・・。

 弟たちは、自らの拉致された状況をなかなか語りませんでしたが、ようやく口にするようになりました。特に弟の妻祐木子の口から出ました言葉が、私の胸を強く痛めました。「目と口をガムテープでふさがれて、その隙間からだんだん自分の慣れ親しんでいた町の明かりが遠ざかって行くのが見えた」ということでございます。いったいどういう気持ちでゴムボートに乗せられて行ったのか、到底私たちには想像できません。

 北朝鮮で、祖国日本に帰るという究極の自由を奪われて、わずかに与えられた自由めいた、本当の自由ではないでしょうけども、そういう中で希望のない不毛な暮らしを強いられてきたわけです。

 弟も語っています。「すべて偽装され嘘で固められた身分で生活してきた」と。「子どもが唯一の生きがいであった」と。日本に帰って来て、すべてをさらけ出して生きていけるようになってうれしい。この真実のもとで暮らせる・で子どもたちを早く返して欲しい。

 またこんなことも。「日本へ二度と帰って来るようなことは思わなかった。」日本に帰ることを忘れること、それが彼らにとってのプラス思考。日本に帰りたいなどと考え始めたらもう死ぬしかない。

 私はこのプラス思考という言葉に非常にショックを受けました。私らの24年間、彼らは絶対に生きているとプラス思考で頑張って参りましたが、本当にそのプラス思考という言葉には愕然と致しました。

 さらに毎日朝起きて天井を見て「ここは日本ではない。夢よ覚めろ。覚めてくれよと、何度も何度も思った」そうでございます。我々は夢を見てうなされれば、はっと目が覚めて、はぁよかったと息を・・するのが普通でございますが、彼らはまったく逆のことをやっていたわけでございます。

 ようやく・・・の家族離散の状態におかれております。人権蹂躙もはなはだしいと思います。二代に渡って拉致行為を働いているに等しいこの卑劣な北朝鮮というところを、私は絶対に許すことは出来ません。

 そういう彼らの生活を・・・私たちの家族はある日突然、理由もなく、家族の一人が姿を消しまして残された家族に何が出来るかと。地元ではUFOの仕業ではないか、神隠しだと、いや駆け落ちだと、色々な話が出ました。頼りどころもなくて最後は占いや神仏にすがるしかなくなると。

 気持ちの持って行き場がなくて、どこにぶつけていいのかわからない日々。自分自身の中にストレスがどんどんたまってきました。しまいには家族の間でも、弟のことを話題にするのがタブーになってしまいました。話題にのっていても、ぐるぐる回るばかりで結論など出ないからであります。

 延々に続くような重苦しい、当ての無い時間、まさに蛇の生殺しという状態がずうっと続いて来たのでございます。

(2)に続く

*'04 1/12 茨城県民集会INみと 蓮池透さん(2)
http://aoinomama13.seesaa.net/article/11276143.html
posted by あおいのママ at 14:50| 千葉 雨| Comment(0) | TrackBack(0) | '04 1/12 第3回茨城県民集会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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