
*12/16深夜に放送された「NEWS23」の特集を文字化テキストにしました。(約10分間)特定失踪者問題調査会代表の荒木和博さんが11月末に北朝鮮に行った開城ツアーについてお話されていました。よろしかったらご覧になってください。聞き取りに間違いの可能性もあります。どうぞご了承ください。
写真は今年5月に韓国で行われたバルーンプロジェクトです。川添友幸さん(救う会神奈川代表)が撮影されたものです。
*'08 12/16 TBS「NEWS23」元CIA幹部語る 金総書記の病状
http://aoinomama13.seesaa.net/article/111797407.html
続き
緊急報告 拉致問題のあの人が北朝鮮に・・
【キャスター・膳場貴子さん】(スタジオにて)
「こうした中、拉致問題に取り組むある人物が先月下旬、北朝鮮に入りました。北朝鮮から『謀略団体』と名指しされている団体の代表は何を見たのか?緊急報告です。」
緊急報告 北に入ったのは拉致問題に取り組むあの人
【ナレーター】
東京・都庁で開かれた拉致問題の集会。(12月7日)その人物の発言は唐突だった。
【特定失踪者問題調査会代表・荒木和博さん】
「実は先々週11月26日に、私韓国から北朝鮮の開城(ケソン)に入っていますので・・。」
【ナレーター】
「北朝鮮に入った」と発言したのは特定失踪者問題調査会の荒木和博代表。日本全国の拉致が疑われる事案を調査し、新たな拉致被害者を認定するよう政府に求めている。
【特定失踪者問題調査会代表・荒木和博さん】(しおかぜ放送)
「まず、金正日の活動期間の空白についてお伝えします。」(朝鮮語で話す)
*しおかぜ通信
http://www.senryaku-jouhou.jp/shiotsuu.html
【ナレーター】
北朝鮮にいる拉致被害者に向けた短波ラジオ放送“しおかぜ”では、妨害電波と戦いながら金正日総書記の重病説なども放送。さらに―。
風船に金正日体制を批判するビラを結びつけ、北朝鮮に飛ばしてばら撒いている。(映像:今年5月の韓国での様子)

*バルーンプロジェクトのフォトグラフ('08.5.23〜24 韓国にて)
http://aoinomama13.seesaa.net/article/100142250.html
*北に放つ(週刊新潮 '08年6月5日号より)
http://aoinomama13.seesaa.net/article/100241360.html
【特定失踪者問題調査会代表・荒木和博さん】
「私自身が拉致被害者の救出運動をやっているわけですし、最近南北の関係で北側が強硬になった理由の一つが(金正日体制批判の)ビラがたくさん飛んで来るということでもあるわけですけれど、私らはそれもやっていますし、北朝鮮への放送もやっていますし、まず(北朝鮮国内に)入れないだろうというふうに思っていました。」
【ナレーター】
特定失踪者問題調査会が北朝鮮から「謀略団体」と名指しされ敵視されている。荒木氏は「ダメでもともと」と思いながらも、ネット上でこんなツアーに申し込んだ。
【特定失踪者問題調査会代表・荒木和博さん】
「今度韓国に行く時に、そう言えば開城ツアーあったなと。で、まぁどうせ無理だろうと思ってエントリーしてみたらあっさりとOKが出たんで、それじゃあということで行って来た、ということですね。」
【ナレーター】
高麗王朝時代の首都・開城(ケソン)への観光。スタートしたのは1年前だった。
【北朝鮮の女性ガイド】VTR
「ここを訪れた金日成大元帥様は、岩の上でお食事をされながら詩を読んで、最初から最後まで解説して下さいました。」(映像:去年12月)
【ナレーター】
盧武鉉(ノムヒョン)政権当時、南北融和の流れでスタートした開城観光。韓国の財閥が運営し、橋や寺などの史跡や博物館なども訪れる。
【北朝鮮の女性店員】VTR
「申し訳ないんですけど、それ(カメラ)をこっちに向けないで下さい。」
【観光客】
「ダメなの?」
【北朝鮮の女性店員】
「ええ。」
【ナレーター】
開城には1年間で11万人以上が訪れ、北朝鮮も多額の外貨を得ることができた。しかし北朝鮮は融和政策の見直しを掲げる韓国・李明博(イ・ミョンバク)政権に反発、先月(11月)で開城観光を中断した。
【特定失踪者問題調査会代表・荒木和博さん】
「南側の区域から出て休戦ラインを越えると北の軍人が立っていますからね。あの時はこう感無量でしたね。ついに来たんだという感じで。」
【ナレーター】
「生まれて初めて北朝鮮に入った」という荒木氏。それは中断の2日前、11月26日のことだった。開城観光ではバスが街中を走る。デジカメを持って北朝鮮に入った荒木氏。古い建物に韓国との経済格差を思い、観光客を遠目で見つめる庶民からの視線も感じたという。
【特定失踪者問題調査会代表・荒木和博さん】
「こうものすごく豪華な韓国の観光バスが何台も連ねて来るわけですから、これはもういくらどう教育したってあれをずっと見てれば『あっ、これは違うんだな』というのは分かるんじゃないかと思います。で、もちろん接触はできないんですけども、バスから降りて来る人はみんな身なりが良いわけですよね。当然血色も良いし。北朝鮮のお金からすると、とんでもないお金で平気で(お土産を)買ってくるわけですよね。」
【ナレーター】
韓国人観光客の姿、会話を通じて流れ込む情報、それは北朝鮮国民に経済的な苦境や国際的な立場を認識させることになる、と荒木氏は見ている。
【特定失踪者問題調査会代表・荒木和博さん】
「今まで言われてきた情報と違うものというのが現実に目の前で見えちゃうわけですから。それによる変化っていうのは、いくらもうこれから閉めたところで止まらなくなると思いますよね。だからそれがやはり北としては怖いっていう部分があったんじゃないですかね。」
【ナレーター】
軍事境界線近く(イムジンガク)での激しい衝突。(映像:今月2日)金正日政権批判のビラを飛ばそうとした韓国の拉致被害者家族や脱北者たちと南北融和を掲げる市民団体が衝突した。
【拉北者家族会 チェ・ソンヨン代表】VTR
「この風船は毎日毎日作業して、天気さえ良ければ毎日飛ばします。」
【ナレーター】
北朝鮮はビラを飛ばさせないよう韓国政府に激しく抗議、大きな問題となっていた。
【記者・巡田忠彦さん】(今月1日 軍事境界線近く)
「駅のホームには誰もいません。貨物列車もありません。北朝鮮へ向かう鉄道の線路、すべて信号は赤になっています。」
【ナレーター】
今月から北朝鮮は南北間の列車往来をストップさせた。また南北協力の象徴・開城工業団地に常駐する韓国側の人員も半減させている。まるで南北を遮断するかのような動きだ。事業中断の2日前に開城観光に参加した荒木氏。北朝鮮の案内員に対し、今後外貨が獲得できなくなることを聞いた。
【特定失踪者問題調査会代表・荒木和博さん】
「『困るのは北の方でしょう?』というふうに言ったんですけどね、(案内員は)ちょっと不満そうな顔をして。『膨大な金が南から入るんだから、別に(観光を)そんな止めないで話し合いすればいいじゃないか?』と。相手はちょっと首をかしげて『まぁそうですね』とも言えないでしょうし。一人当たり100ドル北に入るんですからね、あの観光だけで。そのお金が突然バタッと来なくなるわけでしょ。それは恐らく向こうの社会の中でかなりのショックを引き起こしますよね、間違いなく。」
(しおかぜ放送)
「JSRしおかぜ パダッパラム ニダ」
【特定失踪者問題調査会代表・荒木和博さん】(しおかぜ放送)
「11月26日、開城市内を走っていた南朝鮮のバスを覚えていますか?このバスをご覧になった方は先頭の1号車の1番後ろの席に座っていた私を見た人がいるかもしれません。」(朝鮮語で話す)
【ナレーター】
荒木氏は開城観光での様々な体験を短波ラジオ放送“しおかぜ”で語った。この週末にも北朝鮮に向けて放送される。
【特定失踪者問題調査会代表・荒木和博さん】(しおかぜ放送)
「北朝鮮に住んでいる皆さん、開城に住んでいる皆さん、私はこの放送を2年前から続けています。正しい情報を北朝鮮の皆さんに送ろうと頑張っています。皆さんは南朝鮮から来るバスを見て、どう思いましたか?」
*特定失踪者問題調査会
http://www.chosa-kai.jp
*開城ツアー 荒木和博さんのブログより
http://araki.way-nifty.com/araki/2008/11/post-21d0.html
“経済制裁だけでなく北朝鮮に情報流入を”
【キャスター・膳場貴子さん】(スタジオにて)
「実際に北朝鮮を見て来た荒木氏は『経済制裁は強めるべきだが、こちらから積極的に情報を流入させる必要もある。ビラやラジオ放送などは確実に効果があると改めて思った』と話しています。ところで後藤さん、拉致問題にも関わってくる気になる情報が入っていますね。」
“音信不通”情報の真偽は? 北朝鮮 ソン・イルホ大使
【キャスター・後藤謙次さん】
「はい。日本の外務省はですね、北朝鮮のソン・イルホという国交正常化大使がいるんですけど、担当大使、この人と『連絡が取れない状態が続いている』ということなんですね。私も2年前に平壌でインタビューしたことがあるんですけれども、外務省は今、北京の外交ルートを通じてその情報の真偽、それから意味合いを分析中です。ただいずれにしても今の状況、6か国協議も今中断してしまいましたし、袋小路にあるという状況が続いていますよね。」
【キャスター・膳場貴子さん】
「うーん、行き詰っていると言えばもう一つ気になりますのが、核の無能力化の検証方法で結局合意が得られなかった6か国協議ですよね。」
岐路に立つ拉致と核 北朝鮮戦略見直しも
【キャスター・後藤謙次さん】
「そうですね。見返りとしてのエネルギー支援、これはまぁ少し行われている。それからアメリカのテロ支援国家解除、これも行われました。交渉を担当したヒル国務次官補は『北朝鮮に食い逃げされた』と批判されているんですね。
元CIAのブラウン氏も先ほどありましたけれども『次期オバマ政権では朝鮮半島政策、アメリカにおいてかなり優先順位が下がるんじゃないか?』と言われていますね。日本の外務省も結局動き出すのは1月20日のオバマさんの大統領就任以降だと見ていますから、しばらくこう着状態が続くということは、日本政府は拉致問題・核問題いずれも戦略の見直しというものが迫られるのが確実だと思いますね。」
【キャスター・膳場貴子さん】
「はい。」
終わり

*ありがとうございました。
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*'08 12/1 NHKBS1「きょうの世界」南北軍事境界線通行遮断 緊張高まる韓国・北朝鮮
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*'08 10/31 TBS「NEWS23」金融危機で・・ 拉致被害者へのラジオ放送がピンチ
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*'07 12/6 日本テレビ「NNN News リアルタイム」
北朝鮮・開城 外国人向け2万円日帰りツアー
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*'07 11/11 テレビ朝日「サンデープロジェクト」スクープ!北朝鮮高官直撃 拉致問題で重大証言 日朝国交正常化交渉担当 宋日昊(ソン・イルホ)大使インタビュー
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