2008年06月27日

'08 6/27 AMラジオ1242 ニッポン放送「上柳昌彦のお早うGood Day!」

*今朝のニッポン放送「上柳昌彦のお早うGood Day!」を文字化テキストにしました。(AM7:10頃から約10分間)番組では拉致被害者 増元るみ子さんの弟で家族会事務局長の増元照明さんの生電話インタビューがありました。よろしかったらご覧になってください。あおいのパパが今朝車を運転中ラジオで増元さんの出演を知り、ママに連絡してくれました。聞き取りに間違いの可能性もあります。どうぞご了承ください。

【司会者・上柳昌彦さん】
 「全国の皆さん、おはようございます。Good Day!ニュースネットワーク、ニッポン放送の上柳昌彦です。6月27日・金曜日、時刻は7時11分をまわっています。今朝のニュースを中東調査会上席研究員の大野元裕さんとお伝えしてまいります。まずは何と言ってもこちらからです。」

【アナウンサー】
 「テロ指定解除決定に拉致被害者家族は―。北朝鮮は26日、6カ国協議の合意に基づく核計画の申告書を議長国に中国に提出しました。これを受けアメリカのブッシュ大統領は、その見返りとして北朝鮮に対するテロ支援国家の指定を解除することを決定、対立状態が続いてきたアメリカと北朝鮮との関係は大きな転機を迎えました。」

【司会者・上柳昌彦さん】
 「何でこんなにトントントントンこの話だけは進んでしまうのかがもう本当に釈然としないんですけども。ニッポン放送報道部の畑中秀哉デスクにちょっとまとめてもらいます。」

【ニッポン放送報道部・畑中秀哉デスク】
 「はい。今回は核廃棄のプロセス、寧辺(ニョンビョン)の核施設の封印に続く第2段階と言われております。この核申告書はおよそ60ページ、その中には核施設のリスト、プルトニウムの抽出量とその使い道、ウランの在庫がどれほどあるか?といった情報が盛り込まれていると見られます。

 このプルトニウムの量ですけれども、38キロ前後ということで、これは核兵器4個から9個分に相当すると見られているんですが、ただこの核兵器の個数あるいは高濃縮ウランによる核開発計画など核兵器に関する部分はこの申告書には盛り込まれていないようです。しかもこの38キロという数字ですけれども、実はアメリカ側は50キロくらいと見積もっていたところ北朝鮮は当初30キロで考えていたと。で、それを慌てて上げてきたと。まぁそんなような情報もありまして、この信憑性を疑問視する声もあるわけです。

 ブッシュ大統領は記者会見で、テロ指定解除が発効する8月の11日と言われておりますが、それまでの45日間に北朝鮮の対応を慎重に見極めていく考えを示しました。またアメリカは『北朝鮮による日本人拉致を決して忘れない』とも述べまして、日本への配慮もにじませております。一方日本側ですが、核申告を受けて福田総理大臣です。」

【福田康夫総理大臣】
 「これはあの核非核化ね、非核化に向けてそれが実現するようにこれが検証しているわけですね。ですからキチンとやっていかなければいけないと思います。それはもう6者会合中心としてということも言えますね。色々な要素がありますからね。だからその一つ一つについてしっかりと検証していくということです。」

【ニッポン放送報道部・畑中秀哉デスク】
 「さらに45日間で日本がやるべきことについて―。」

【福田康夫総理大臣】
 「拉致問題解決に向けて、まぁ従来もそうですけどね、しっかりと対応していくということです。それに尽きます。交渉がなければ実現はしないでしょう、まぁ解決しないでしょう。各国と協調しながらそういうことを進めていくということです。」

【ニッポン放送報道部・畑中秀哉デスク】
 「まぁどうも通りいっぺんのコメントで心に響いてこない、そんなふうに感じる方もいらっしゃるかもしれません。で、こうした中、北朝鮮は寧辺の核施設の冷却塔を今日午後にも爆破する見通しでして、国際的アピール、こちらは着々という感じですね。」

【司会者・上柳昌彦さん】
 「ではここで拉致被害者家族会の事務局長・増元照明さん、あのお姉様のるみ子さんがね、拉致されてもう30年ですよ。どんなお気持ちでいらっしゃるのか?お電話でお話をうかがってみたいと思います。増元さん、朝早くからありがとうございます。上柳と申します。」

【家族会事務局長・増元照明さん】
 「おはようございます。」

【司会者・上柳昌彦さん】
 「本当に昨日もですね、家族の間には不信感が募っているとおっしゃっていましたが、今この非常に速い流れ、どういうふうにご覧になっていますか?どういうふうに感想をお持ちでしょうか?」

【家族会事務局長・増元照明さん】
 「私たちもちょっと速いという気がするんですけれども。この4月にアメリカに行った時に『ブッシュ大統領は決めていない』、NSC(国家安全保障会議)のワイルダー上級部長は『必ずブッシュが拉致の問題をおろそかにしない』というふうに明言されたんですけれども、それから2ヵ月の間に何があったのか?ということなんでしょうね。

 まずやっぱり日本の対応が非常に、あの制裁の一部解除をすぐ表明するなど拉致の問題で進展があったという姿勢を見せたことがアメリカのこのテロ支援国指定解除を一気に速めた理由ではないか、と思いますね。」

【司会者・上柳昌彦さん】
 「北朝鮮がですね、『拉致されている方の再調査をする』とか『よど号事件の犯人を日本に帰す』とか、もうあの辺の流れから何か嫌だなぁ嫌だなぁってこれでいいのかな?っていう感じがあったんですが、そのあたりいかがでしょうか?」

【家族会事務局長・増元照明さん】
 「はい、そうですね。あの“再調査”という言葉を使われた時点で、もう本当にまた時間を稼がれると思ったんですが。その間にもうこんなにアメリカが素早く行動、そして明言するとは思っていなかったですけどね。」

【司会者・上柳昌彦さん】
 「今もし再びブッシュ大統領に会えるとしたら何をおっしゃりたいですか?」

【家族会事務局長・増元照明さん】
 「もう『拉致問題、忘れない』という言葉はいらないから、実効性のある協力をいただきたいと、その一点ですね。」

【司会者・上柳昌彦さん】
 「さらに福田総理大臣には今何をおっしゃりたいですか?」

【家族会事務局長・増元照明さん】
 「自分の国の国民の問題を、他人事のようには言わないでほしいと思いますよね。」

【司会者・上柳昌彦さん】
 「どうしてもそう聞こえてしまいますねぇ。あとその、娘さんのるみ子さんが帰って来ると信じてこの世を去ってしまいました増元さんのお父様がね、その時に『わしは日本を信じる、だからお前も日本を信じろ』と、こういう言葉を残されたじゃないですか?」

【家族会事務局長・増元照明さん】
 「はい、そうですね・・。」

【司会者・上柳昌彦さん】
 「これをお父さんにどう報告されますか、これを?」

【家族会事務局長・増元照明さん】
 「僕はあの父の言葉は日本の政府を信じるんではなく日本の国の力を信じるという言葉だと思っていましたからね、今後やはり日本の国の力はそんなに弱くない、国民の力は強いんだということを、私たちはやはり皆さんと共に強い声を上げていかなければならないと思っています。」

【司会者・上柳昌彦さん】
 「分かりました。どうも朝早くからありがとうございました。」

【家族会事務局長・増元照明さん】
 「はい、すみません。」

【司会者・上柳昌彦さん】
 「ということで、一部ちょっと音声が途絶えてしまいましたが、拉致被害者家族会の事務局長・増元照明さんでした。大野さん、いやぁこれはあの第3段階で初めて核兵器がどれくらい持っていて何かどう廃棄するのか?って話になる、この第2段階くらいでテロの支援の指定を解除しちゃっていいんだろうか?という素朴な疑問があるんですけど、どういうふうにお考えでしょうか?」

【中東調査会上席研究員・大野元裕さん】
 「はい、おっしゃる通りですね。これまでのイランやイラクに対する態度とはまったく違う、そのイラクの場合には実は数千ページに渡る大量破壊兵器、これ全部核だけじゃないですけども、申告をしても何であっても許されずに結局攻撃されて国をつぶされたわけですよね。で、北朝鮮の場合には60ページの申告をしただけでこれ終わりということになるわけで、第2段階はですね。まったく違いますよね。

 ただアメリカのスタンスはおそらく1年前くらいから変わってないんじゃないかなと思うのは、実は1年くらい前にブッシュ大統領は外交で何らかの進展をもたらすために、イラン・中東和平地域・イラク・北朝鮮、これ一人ずつ専門家を割りつけて、北朝鮮の場合にはヒル国務次官補にこれを対応させて、その頃から実は『拉致問題は制裁解除の条件ではない、しかしながら拉致問題については忘れない』とこういう言い方を言っているので、要するに片っぽでは進展させるけれども、忘れないことは忘れないですよ、って言うんですね。何か問題の整理をし始めたのかなっていうイメージが僕はすごく強かったんですけどね。」

【司会者・上柳昌彦さん】
 「これもし万が一テロが指定解除になると世界銀行が融資することができたりとか、色んな国が北朝鮮に投資したりということで、日本の経済制裁っていうのはどうなんですかね?これ影響は大きいのか、北朝鮮にとって小さいのか、どうなんでしょうかね?効いているんでしょうか?」

【中東調査会上席研究員・大野元裕さん】
 「世界銀行の融資はすぐには始まるとは、これイコールではありません。できるだけですね。日本のその経済制裁は確かに僕は効いていると思います。ですからこれは簡単に手放してはいけない。日本としてはまだまだ頑張る必要があると思いますね。

 で、それはその実は占うために、その日本の外交ですけども、今G8の外相会合が日本で開かれているじゃないですか。これ日本まだ頑張る必要があるんですが、昨日イギリスの外務大臣とかイタリアの外務大臣と会っているんですね。で、外務省側のプレスリリース見ると、ところが実は拉致問題について日本側から強く働きかけたというのは一言もないんですよ。これでいいのかな?っていう気がすごくしていますので、もうちょっと日本外交、頑張ってほしいですね。」

【司会者・上柳昌彦さん】
 「ええ。声明を発表するブッシュ大統領が今日各紙一面載っているんですが、産経新聞だけは横田早紀江さんのね、もう72歳になられましたよ。このねぇ優しい明るいお母さんなんです、この方、お話うかがうと。この方の顔が一面に載っています。これをぜひご覧になってください、本当に。」

*上柳昌彦のお早うGood Day!
http://www.1242.com/goodday/
*財団法人 中東調査会
http://www.meij.or.jp/
*増元照明さんのウェブサイト
http://www.interq.or.jp/power/masumoto/

終わり
posted by あおいのママ at 12:19| 千葉 晴れ | TrackBack(0) | 報道番組テキスト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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