2008年06月23日

引き渡し 紆余曲折も よど号犯ら拉致で手配(毎日新聞 '08年6月14日より)

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*1980年4月、バルセロナの動物園でよど号犯妻2人(森順子・若林佐喜子の両容疑者)と石岡亨さんが一緒に写真を撮られる。ヨーロッパで彼女らと知り合った石岡さんと松木薫さんは北朝鮮に拉致された。(写真は「よど号グループに真相を究明する会」より提供していただいたものです)

*13日に政府が日朝実務者協議の合意内容を発表しました。14日の毎日新聞の中でよど号犯引き渡しについての記事がありましたので、その部分をテキストにしてご紹介致します。時間が経っておりますが、よろしかったらご覧になってください。若林容疑者の国際電話でのインタビューも掲載されていました。

【毎日新聞 2008年(平成20年)6月14日朝刊より】

*よど号ハイジャック事件
 70年3月31日、羽田発福岡行き日航機(乗員乗客138人)が、過激派の赤軍派メンバー9人に乗っ取られ、乗客らを福岡、韓国・金浦空港で解放した後、4月3日北朝鮮に入り、9人は投降した。その後、9人のうち1人を日本国内潜伏中に逮捕。カンボジアで拘束されたメンバーは国内で服役し病気で出所後死亡。リーダーの田宮高麿容疑者ら3人は北朝鮮で病気などで死亡したとされる。

よど号犯ら拉致で手配

 よど号事件実行メンバーらの引き渡し手続きや時期は、一部が拉致事件で手配されていることなどから、紆余曲折をたどることも予想される。メンバーらが関与を否定する拉致事件での逮捕が確実なことや、関与した疑いのある他の工作活動をも暴露される恐れもある中で、北朝鮮が、本当に引き渡すのかどうか疑問が残る。

 メンバーらは一貫して帰国の意思を示し、01年以降妻子らが順次帰国した。病死や日本国内などで逮捕されたりしたため、北朝鮮に今も残るのは、ハイジャック実行犯4人と妻2人、子供1人の計7人。拉致事件で手配されているのは、安部公博(60)=現姓・魚本=と、メンバーの妻の森順子(55)、若林佐喜子(53)の計3容疑者だ。

 メンバーらは04年6月、北朝鮮当局に帰国のために日本政府と直接協議の場を設けるよう求める手紙を出した。彼らの動きは、北朝鮮の意向を受けたものとみられ、手紙も北朝鮮の「自作自演」的な要素もあるとの見方がある。

 それ以降、北朝鮮や彼らは、帰国問題は「日朝問題」ではなく「日日問題」と位置づけ、日本政府との話し合いを求めてきた。米国のテロ支援国家指定の根拠にもなっているメンバーらが北朝鮮にとどまっているのは「日本の責任」とすることで、米国との関係改善を図る狙いもあったとされる。

 東京都内で5月にあった支援者らの集会で配られたメンバーら作成の冊子には、拉致関与を改めて否定したうえで、日本政府との協議を求めたり、ハイジャック事件で裁判を受けることを受け入れることなどが記載されている。ある公安関係者は「全員を日本に渡して仮に工作活動の一部でも、しゃべられたらとの不安が北朝鮮にはあるはず。引き渡すのは、拉致事件で逮捕状の出ていない実行犯3人にとどまるのでは」とみる。【棚部秀行】

「逮捕状撤回を」 若林盛容疑者

 グループの広報担当を務める若林盛亮容疑者(61)は13日、毎日新聞の国際電話に、「(メンバーらへの)拉致容疑での逮捕状が撤回されないと帰国できない」との従来主張を繰り返した。主な内容は次の通り。

― 北朝鮮が引き渡しに協力すると表明したが。
◆これまでの対応と変わっていない。引き渡しという表現は日本流。我々と日本政府が帰国問題を解決するうえで協力するということだと思う。

― 拉致容疑の逮捕状を撤回しないと帰国できないとの主張に変化はないか。
◆変わりはない。工作員であるとか、テロに関係したとか言われているが、それを清算しないと帰ることができない。(拉致での)逮捕状が出たままでの帰国はありえない。

― 帰国問題が進展したと考えるか。
◆日本政府の受け止め方によるが、一歩進んだかなとも思う。

終わり

*国際手配被疑者一覧(北朝鮮による拉致容疑事案について) 警察庁より
http://www.npa.go.jp/keibi/gaiji1/wanted/wanted_j.html
*日本が実施中の対北朝鮮経済制裁(毎日新聞 '08年6月14日より)
http://aoinomama13.seesaa.net/article/100796673.html
*「よど号犯妻公判」カテゴリ
http://aoinomama13.seesaa.net/category/332216-1.html
posted by あおいのママ at 09:33| 千葉 霧 | TrackBack(0) | 記事テキスト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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